世中愛叫七話のレビューの前に
2005年3月6日 TV
世中愛叫のレビューは疲れる…。本当に。特に後半は…。
全部のシーンが良いから、全部書きたくなってくる。
まぁ、クレッシェンド繋がりということで適当に「ケイゾク」のレビューでもしてみます。
私が堤さんにハマったのが金田一少年の事件簿だったんですが(配色が好きだったからと言うのと、たまに言う毒のある言葉が好きでした)完璧にクレッシェンドの堕ちたキッカケはこの作品。
元々、中谷美紀も好きだし、渡部篤朗も好きなので最初から録画して見ていたんですが、見ていて正解。当時小学生だった私も最終回の真山と柴田の不器用な純愛には泣きました。
と、ここで。ケイゾクってさりげなく名言が多いドラマだと思うので(個人的見解)ケイゾクで好きだった科白ランキングでもしたいと思います。
第五位
「真実なんてのはなぁ、本当は存在しないんだよ。曖昧な記憶の集合体で、それが真実の顔をして堂々とのさばってるだけだ。だから、その記憶の持ち主を消せば、真実なんて消えてしまう。」
最終回、真山と柴田が本当の意味で二人きりで在った最後のシーンの真山さんの科白。空虚な真山さんらしい考えだなぁ、と思う反面で朝倉に対する怒りの凄さが現れている科白でもあるなぁと思う。
第四位
「“パパを殺した犯人を、ママが殺しました”と。“立派なことをしました”と。ちゃんと、この子に伝えてやれ。」
第四話(だったと思う)の最後、犯人である被害者の元愛人の妻に、息子の前で真山さんが言った科白。ここ、もうお母さんは混乱状態で泣いているって言うのに「仇討ちの殺人は正しいと思ってるのなら子供にそれを教えてやれ」と女相手にも容赦のない真山さんがカッコ良かった。きっと犯人の中で真山さんと一番「人を殺したい」という欲望の形で似ていた加害者だったと思う。普通の真山さんだったら、さっさと御偉いさんに任せてるもんね。正義とか真実って何なんだろうねぇ、と考えさせられる回だったなぁ。
第三位
「俺のことを逮捕していいのか?俺の手術を待っている何十人、何百人という人間をあんた達は殺すことになるんだぞ。」
第三話の「氷の処刑台」より。犯人が日本一の心臓手術のテクニックを持つゴットハンドな医者で、事件を依頼したのが、その犯人の手術を待つ人間という状況での逮捕。依頼者の橋本さんは…まぁ、恐らく助からなかっただろうな。それどころか、この人を逮捕する事によって死んでしまう患者は確実に数百人居るわけで。でもこの後すぐに「何言ってんだよ、人殺しは人殺しだ」と冷たかった真山さんに痺れた。柴田は最後の最後まで、この人を逮捕するかどうか迷ったというのに。
一人の人を殺した罪によって逮捕した男によって何百人も人が死ぬっていうのは、手錠をはめる側としては辛いだろうなぁ…。
第二位
「一番簡単で、確実な完全犯罪の方法を教えてやろうか?…誰にも知られないように殺し、誰にも知られないように山の中に埋める。継続どころか捜査もされないよ。何せ、事件としては取り扱われないわけだからなぁ。日本で一年間に起こる殺人事件は約一千数百件。その一方で特異家出人つまり、犯罪に絡んで行方不明になっている人間の数は約一万五千人。仮に殺されてんのがその内の一割だとしても、一千五百人の完全犯罪が成立してるってわけだ。…俺達が知ってる真実なんてのはな、ほんの一部だ。」
とっても長い科白だったけど、ガツンと印象的だった真山さんの科白。そうだよねぇ…不法滞在とかしてる外人を知らないところで殺して、誰にも見つからないような山奥に埋めたら遺骨とかが滅多な運で見つからない限りにでも事件にもなってくれないもんな。何でだか判らないけど、この科白、きらきらひかるの小林さとみねーさんの科白(真実は一つじゃないの、いっぱいあるのよなんたらかんたら)とリンクした。何でだろう。言ってること全然違うのに。
第一位
「頭の悪い女だねぇ…。お前には、生きてて欲しいんだよ。」
ここ、真山さんっていうか渡部篤朗の間と、後ろにいる柴田つーか中谷美紀の表情が絶妙なのよ。一番好きなシーンでもあるなきっと。「それでも真実は一つです」と言い張る柴田への、最上の愛の告白だよなぁこれ。
最後まで柴田を見下している真山さんと、最後まで真山さんを理解していなかった柴田が泣けるなぁ。両想いなのに。でも心のどっかで通じあってたんだろうなぁ。
ケイゾクって凄いドラマだ。
でも、この後に「TRICK」のあのコンビだもんな(大笑)
堤さんは凄いよホント。(賛辞の言葉です)
あと、真山さんのモデルがスタンフィールドっていうかゲイリーオールドマンというのには相当痺れました。何それぇ!もう真山さんが私の好みな男一点だったのはその理由なのか!?とか思いました。「男が憧れるブラックスターの象徴」がゲイリーだと言ってらして、堤さんに惚れた小学六年の冬。
全部のシーンが良いから、全部書きたくなってくる。
まぁ、クレッシェンド繋がりということで適当に「ケイゾク」のレビューでもしてみます。
私が堤さんにハマったのが金田一少年の事件簿だったんですが(配色が好きだったからと言うのと、たまに言う毒のある言葉が好きでした)完璧にクレッシェンドの堕ちたキッカケはこの作品。
元々、中谷美紀も好きだし、渡部篤朗も好きなので最初から録画して見ていたんですが、見ていて正解。当時小学生だった私も最終回の真山と柴田の不器用な純愛には泣きました。
と、ここで。ケイゾクってさりげなく名言が多いドラマだと思うので(個人的見解)ケイゾクで好きだった科白ランキングでもしたいと思います。
第五位
「真実なんてのはなぁ、本当は存在しないんだよ。曖昧な記憶の集合体で、それが真実の顔をして堂々とのさばってるだけだ。だから、その記憶の持ち主を消せば、真実なんて消えてしまう。」
最終回、真山と柴田が本当の意味で二人きりで在った最後のシーンの真山さんの科白。空虚な真山さんらしい考えだなぁ、と思う反面で朝倉に対する怒りの凄さが現れている科白でもあるなぁと思う。
第四位
「“パパを殺した犯人を、ママが殺しました”と。“立派なことをしました”と。ちゃんと、この子に伝えてやれ。」
第四話(だったと思う)の最後、犯人である被害者の元愛人の妻に、息子の前で真山さんが言った科白。ここ、もうお母さんは混乱状態で泣いているって言うのに「仇討ちの殺人は正しいと思ってるのなら子供にそれを教えてやれ」と女相手にも容赦のない真山さんがカッコ良かった。きっと犯人の中で真山さんと一番「人を殺したい」という欲望の形で似ていた加害者だったと思う。普通の真山さんだったら、さっさと御偉いさんに任せてるもんね。正義とか真実って何なんだろうねぇ、と考えさせられる回だったなぁ。
第三位
「俺のことを逮捕していいのか?俺の手術を待っている何十人、何百人という人間をあんた達は殺すことになるんだぞ。」
第三話の「氷の処刑台」より。犯人が日本一の心臓手術のテクニックを持つゴットハンドな医者で、事件を依頼したのが、その犯人の手術を待つ人間という状況での逮捕。依頼者の橋本さんは…まぁ、恐らく助からなかっただろうな。それどころか、この人を逮捕する事によって死んでしまう患者は確実に数百人居るわけで。でもこの後すぐに「何言ってんだよ、人殺しは人殺しだ」と冷たかった真山さんに痺れた。柴田は最後の最後まで、この人を逮捕するかどうか迷ったというのに。
一人の人を殺した罪によって逮捕した男によって何百人も人が死ぬっていうのは、手錠をはめる側としては辛いだろうなぁ…。
第二位
「一番簡単で、確実な完全犯罪の方法を教えてやろうか?…誰にも知られないように殺し、誰にも知られないように山の中に埋める。継続どころか捜査もされないよ。何せ、事件としては取り扱われないわけだからなぁ。日本で一年間に起こる殺人事件は約一千数百件。その一方で特異家出人つまり、犯罪に絡んで行方不明になっている人間の数は約一万五千人。仮に殺されてんのがその内の一割だとしても、一千五百人の完全犯罪が成立してるってわけだ。…俺達が知ってる真実なんてのはな、ほんの一部だ。」
とっても長い科白だったけど、ガツンと印象的だった真山さんの科白。そうだよねぇ…不法滞在とかしてる外人を知らないところで殺して、誰にも見つからないような山奥に埋めたら遺骨とかが滅多な運で見つからない限りにでも事件にもなってくれないもんな。何でだか判らないけど、この科白、きらきらひかるの小林さとみねーさんの科白(真実は一つじゃないの、いっぱいあるのよなんたらかんたら)とリンクした。何でだろう。言ってること全然違うのに。
第一位
「頭の悪い女だねぇ…。お前には、生きてて欲しいんだよ。」
ここ、真山さんっていうか渡部篤朗の間と、後ろにいる柴田つーか中谷美紀の表情が絶妙なのよ。一番好きなシーンでもあるなきっと。「それでも真実は一つです」と言い張る柴田への、最上の愛の告白だよなぁこれ。
最後まで柴田を見下している真山さんと、最後まで真山さんを理解していなかった柴田が泣けるなぁ。両想いなのに。でも心のどっかで通じあってたんだろうなぁ。
ケイゾクって凄いドラマだ。
でも、この後に「TRICK」のあのコンビだもんな(大笑)
堤さんは凄いよホント。(賛辞の言葉です)
あと、真山さんのモデルがスタンフィールドっていうかゲイリーオールドマンというのには相当痺れました。何それぇ!もう真山さんが私の好みな男一点だったのはその理由なのか!?とか思いました。「男が憧れるブラックスターの象徴」がゲイリーだと言ってらして、堤さんに惚れた小学六年の冬。
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