サッカーやったね〜。
何をやったの?うん、勝ったね〜。
え、勝ったらどうなるんだ…?
家に帰ったら、サッカー観戦寸前だったんですが居候が穢れのない笑顔で「冬コミは5番の人(名前をあげたのですが実際に名前をあげるのはあれなので…)の本出す!」と言ってきたので「うん、そうか。費用は出さないぞ。」とだけ言いました。(目を伏せつつ)
ところで、私は、スポーツ選手を覚えるのが凄く苦手なので特徴で覚えているんですが今日覚えたのは
中村(試合に出なかった人)→ヤギみたいな顔の人
柳沢→押尾学の親戚
川口→一人だけ色が違う(ユニフォーム)
なかざわ→髪の毛もじゃもじゃの人
大黒→キノコヘアー
ごめんなさい。石投げないでね。
で、前から覚えていたのが
楢崎→居候が熱狂的なファンなので覚えた人
宮本→マゾのにおいがする
鈴木→可愛い(個人的評価)
中田→面白い人だ……(この人って瑛太のお兄ちゃんなんじゃないの?)
稲本→ベビーフェイス
高原→クロマニョン人(…)
小野→潤に似ている人(=ピエロの潤といふ人)
ファンの人居たらごめんなさい。
いや、でもね、宮本がマゾっぽいっていうのはもう、学校の誰も反対意見をしないんだよ本当だよおいちゃん嘘つかない。誰も否定をしないよ。「あーするする」を連呼だよ。
あのさー、中田が瑛太のお兄ちゃんだったら合点が行くところが沢山あるんだよねー(唐突)
瑛太ってサッカー推薦で高校入ったし。(でも飽きちゃって辞めたの。何ソレ。)
・いや、僕って結構スポーツなんでも出来るんで(サラリと)
・まぁ、内容は最低でしたけどね。結果オーライなんじゃないですか?
上記えいた。
そして中田。
あれ、同じ人の発言って言ってもじぇんじぇん違和感がないじぇ。
言いそうだもん。
中田「あーでもサッカーが得意なだけで、別に結構なんのスポーツもある程度は出来ますよ」
瑛太「まぁ、内容は最低でしたけどね。興行収入のおかげで結果オーライなんじゃないですか?」
あー違和感ない違和感ない。
「クニミツの政」に柳沢が出てても、普通に流せる自信がある。
マシューの隣にセーラー服着た柳沢がいても、普通に笑っていると思う。
似すぎだよ。似すぎ。
もうプッシュにしか見えないよ。(押尾様のあだ名/マシュー)
因みに私、あそこまでのオレオレ具合が逆に好きです。=プッシュ
何をやったの?うん、勝ったね〜。
え、勝ったらどうなるんだ…?
家に帰ったら、サッカー観戦寸前だったんですが居候が穢れのない笑顔で「冬コミは5番の人(名前をあげたのですが実際に名前をあげるのはあれなので…)の本出す!」と言ってきたので「うん、そうか。費用は出さないぞ。」とだけ言いました。(目を伏せつつ)
ところで、私は、スポーツ選手を覚えるのが凄く苦手なので特徴で覚えているんですが今日覚えたのは
中村(試合に出なかった人)→ヤギみたいな顔の人
柳沢→押尾学の親戚
川口→一人だけ色が違う(ユニフォーム)
なかざわ→髪の毛もじゃもじゃの人
大黒→キノコヘアー
ごめんなさい。石投げないでね。
で、前から覚えていたのが
楢崎→居候が熱狂的なファンなので覚えた人
宮本→マゾのにおいがする
鈴木→可愛い(個人的評価)
中田→面白い人だ……(この人って瑛太のお兄ちゃんなんじゃないの?)
稲本→ベビーフェイス
高原→クロマニョン人(…)
小野→潤に似ている人(=ピエロの潤といふ人)
ファンの人居たらごめんなさい。
いや、でもね、宮本がマゾっぽいっていうのはもう、学校の誰も反対意見をしないんだよ本当だよおいちゃん嘘つかない。誰も否定をしないよ。「あーするする」を連呼だよ。
あのさー、中田が瑛太のお兄ちゃんだったら合点が行くところが沢山あるんだよねー(唐突)
瑛太ってサッカー推薦で高校入ったし。(でも飽きちゃって辞めたの。何ソレ。)
・いや、僕って結構スポーツなんでも出来るんで(サラリと)
・まぁ、内容は最低でしたけどね。結果オーライなんじゃないですか?
上記えいた。
そして中田。
あれ、同じ人の発言って言ってもじぇんじぇん違和感がないじぇ。
言いそうだもん。
中田「あーでもサッカーが得意なだけで、別に結構なんのスポーツもある程度は出来ますよ」
瑛太「まぁ、内容は最低でしたけどね。興行収入のおかげで結果オーライなんじゃないですか?」
あー違和感ない違和感ない。
「クニミツの政」に柳沢が出てても、普通に流せる自信がある。
マシューの隣にセーラー服着た柳沢がいても、普通に笑っていると思う。
似すぎだよ。似すぎ。
もうプッシュにしか見えないよ。(押尾様のあだ名/マシュー)
因みに私、あそこまでのオレオレ具合が逆に好きです。=プッシュ
いやだ神様ったら私のこと好きなのかしら
タイガー&ドラゴン「出来心の回」も最高でした。
何も言うこたぁ無いっす。ゲストもクドカン作品初登場の蒼ちゃんだし。
あと、日本、勝利おめでとう。素直におめでとう。
ゴールした時、ナマモノ絵チャしてたけど(…)嬉しかった。
小笠原とか知らないけど。
中田しか知らないけど。あ、あと鈴木と宮本。
宮本=マゾくせー
鈴木=可愛いなー
中田=面白い……
あ、稲本選手は、前に「僕、サッカーやってなかったらただのデブですから(大笑)」と言っていたので凄い何か、何か知らないけど好感度が上がりました。隣に居た小野選手が「そうだよな〜」と有無言わさぬ早さで頷いたので、何か小野選手も好きになりました。
否定しないんだ。ぱんつぁーい。
あ、意外と覚えてるじゃん日本代表。
前世代は嫌いだったんだよね、何か妙にチャラチャラしてて。
どうせならもっとチャラチャラしろよ全身18ゴールドですぐらいセレブに行けよとか思ってたけど。12メートルのグッチのマフラー巻いた人(=中田)には勝てん。
もう何も言えなかった。
おおそうですか12メートルですかとしか。
お幾ら十万円でしたの?としか。
タイガー&ドラゴン「出来心の回」も最高でした。
何も言うこたぁ無いっす。ゲストもクドカン作品初登場の蒼ちゃんだし。
あと、日本、勝利おめでとう。素直におめでとう。
ゴールした時、ナマモノ絵チャしてたけど(…)嬉しかった。
小笠原とか知らないけど。
中田しか知らないけど。あ、あと鈴木と宮本。
宮本=マゾくせー
鈴木=可愛いなー
中田=面白い……
あ、稲本選手は、前に「僕、サッカーやってなかったらただのデブですから(大笑)」と言っていたので凄い何か、何か知らないけど好感度が上がりました。隣に居た小野選手が「そうだよな〜」と有無言わさぬ早さで頷いたので、何か小野選手も好きになりました。
否定しないんだ。ぱんつぁーい。
あ、意外と覚えてるじゃん日本代表。
前世代は嫌いだったんだよね、何か妙にチャラチャラしてて。
どうせならもっとチャラチャラしろよ全身18ゴールドですぐらいセレブに行けよとか思ってたけど。12メートルのグッチのマフラー巻いた人(=中田)には勝てん。
もう何も言えなかった。
おおそうですか12メートルですかとしか。
お幾ら十万円でしたの?としか。
自分の日記をブクマしようとしました。
そしたら
「自分自身の日記はブックマーク出来ません」と斬られました。
判ってる。うん。知ってた知ってた。
バトロワの3が出るのは本当なのでしょうか。別にもう好きな若手殆ど出尽くしたからいいけど(暴言)イッチには出ないで欲しいな。彼、確か今まで死に役ないよね。だから死に役貰えないと思うし。(今扱われるんだったら間違いなく主要級だろうし、先輩の忍成と勝地は2で先に行っちゃったものね〜)
森山、山田、瑛太、とか、あの辺は年齢的にもう微妙ですしね。
永遠の高校生・森山&山田は出来るかも知れないけど。
ナリも、もう無理だろうなぁ。弓削君とか、出そう(笑)
個人的には斉藤兄弟とかテッペ辺りが出そうな気がしますが。まぁ創られるならの話で。あ、あとアッキも出そうですなぁ。ジャニーズをBRに出すわけにはいかなさそうだけれども出すとしたらゴキュセンのあの二人か?
赤西くんってアクションも演技も若手では上手な方だから(ていうかジャニーズの中では上手いほうだよねぇ)合うっちゃ合う気もするけど。
そうだよなー伊藤友大くんだって出ちゃったんだもんなぁ出ないと思ってたのに。女の子はもういないんじゃないかー…最期の切り札で上戸様か?ホリぷろ続きで。
あーそうだ。
明日の「タイガー&ドラゴン」(TBS系列夜10時〜)は塚本&高岡コンビです。三村&杉村ですよ。
あのね、ドラマで笑ったことないとか、ドラマの何が面白いねんとか思ってる人、一度でいいからこのドラマ見た方がいい。
そんで「つまんねぇ」と思ったら、本気でドラマに向いていないよ。
ちょっとでも「あ、楽しいかも」と思ったらドラマ見れる人なんだよ。
落語っていう日本の古典芸が軸で、ストーリーも軸足がきちんとしているから強烈な風刺や伏線も全て粉々にならないで最後に上手に纏まっている。で、尚且つ「泣かせてぇんじゃねぇんだよ、笑わせてぇんだよ」と言い張るドラマだから。
「猫の皿」の回の竜二の言葉なんてボロボロ泣いたもの。
「てめえのくそつまんねえ落語なんか誰が覚えるかってんだ!うちの師匠はなあ、人情噺が出来ねえんじゃねえんだよ!やんねえんだ!なんでか分かるか、あんたみたいな踏ん反り返ってる野郎がいるからだ、馬鹿野郎!泣ける噺の方が笑える噺より上だって威張ってる野郎がいるからだよ、馬鹿野郎!てめぇの猫の皿なんかちっとも笑えないじゃないか」
これ、クドカンの視聴者へのメッセージだよね。
竜二を通しての。
そこら辺にありそうな、ありきたりな泣ける話をドラマにして量産し、視聴率を稼いで金儲けしてるドラマ関係者への啖呵だよね。
「泣ける話が笑える話より上だっていつ誰が決めたんだ」
…確かに。
そりゃあ、出来が良かったら泣ける話だって幾らだって作れよと思うよ。
出来がいいならね。自信持って世の中にお届けしてますっていうような。
でもそうじゃないじゃん。
やれ「負け犬」だの、やれ「韓流」だの、やれ「純愛」だのって流行に取り付かれて結局視聴率を稼ぐだけでさ、何も残らないドラマばっかり。まるで「茶の湯」だよ。
私がアカデミー審査委員長だったら間違いなく「半落ち」なんかより「スウィングガールズ」を大賞にしてるもん。笑いの中に涙があり、涙の中に笑いがあるんだろ?違うのか?
嬉しいと、嬉しすぎると人って泣くじゃねぇか。
悲しすぎると逆に泣けねーじゃねぇかよ。
そしたら
「自分自身の日記はブックマーク出来ません」と斬られました。
判ってる。うん。知ってた知ってた。
バトロワの3が出るのは本当なのでしょうか。別にもう好きな若手殆ど出尽くしたからいいけど(暴言)イッチには出ないで欲しいな。彼、確か今まで死に役ないよね。だから死に役貰えないと思うし。(今扱われるんだったら間違いなく主要級だろうし、先輩の忍成と勝地は2で先に行っちゃったものね〜)
森山、山田、瑛太、とか、あの辺は年齢的にもう微妙ですしね。
永遠の高校生・森山&山田は出来るかも知れないけど。
ナリも、もう無理だろうなぁ。弓削君とか、出そう(笑)
個人的には斉藤兄弟とかテッペ辺りが出そうな気がしますが。まぁ創られるならの話で。あ、あとアッキも出そうですなぁ。ジャニーズをBRに出すわけにはいかなさそうだけれども出すとしたらゴキュセンのあの二人か?
赤西くんってアクションも演技も若手では上手な方だから(ていうかジャニーズの中では上手いほうだよねぇ)合うっちゃ合う気もするけど。
そうだよなー伊藤友大くんだって出ちゃったんだもんなぁ出ないと思ってたのに。女の子はもういないんじゃないかー…最期の切り札で上戸様か?ホリぷろ続きで。
あーそうだ。
明日の「タイガー&ドラゴン」(TBS系列夜10時〜)は塚本&高岡コンビです。三村&杉村ですよ。
あのね、ドラマで笑ったことないとか、ドラマの何が面白いねんとか思ってる人、一度でいいからこのドラマ見た方がいい。
そんで「つまんねぇ」と思ったら、本気でドラマに向いていないよ。
ちょっとでも「あ、楽しいかも」と思ったらドラマ見れる人なんだよ。
落語っていう日本の古典芸が軸で、ストーリーも軸足がきちんとしているから強烈な風刺や伏線も全て粉々にならないで最後に上手に纏まっている。で、尚且つ「泣かせてぇんじゃねぇんだよ、笑わせてぇんだよ」と言い張るドラマだから。
「猫の皿」の回の竜二の言葉なんてボロボロ泣いたもの。
「てめえのくそつまんねえ落語なんか誰が覚えるかってんだ!うちの師匠はなあ、人情噺が出来ねえんじゃねえんだよ!やんねえんだ!なんでか分かるか、あんたみたいな踏ん反り返ってる野郎がいるからだ、馬鹿野郎!泣ける噺の方が笑える噺より上だって威張ってる野郎がいるからだよ、馬鹿野郎!てめぇの猫の皿なんかちっとも笑えないじゃないか」
これ、クドカンの視聴者へのメッセージだよね。
竜二を通しての。
そこら辺にありそうな、ありきたりな泣ける話をドラマにして量産し、視聴率を稼いで金儲けしてるドラマ関係者への啖呵だよね。
「泣ける話が笑える話より上だっていつ誰が決めたんだ」
…確かに。
そりゃあ、出来が良かったら泣ける話だって幾らだって作れよと思うよ。
出来がいいならね。自信持って世の中にお届けしてますっていうような。
でもそうじゃないじゃん。
やれ「負け犬」だの、やれ「韓流」だの、やれ「純愛」だのって流行に取り付かれて結局視聴率を稼ぐだけでさ、何も残らないドラマばっかり。まるで「茶の湯」だよ。
私がアカデミー審査委員長だったら間違いなく「半落ち」なんかより「スウィングガールズ」を大賞にしてるもん。笑いの中に涙があり、涙の中に笑いがあるんだろ?違うのか?
嬉しいと、嬉しすぎると人って泣くじゃねぇか。
悲しすぎると逆に泣けねーじゃねぇかよ。
今期ドラマ中間(?)報告
2005年5月26日 TVどのドラマも折り返し地点に来たので、脱落したのとしていないのと、少し感想を。
「エンジン」(まだ脱落してない)
う〜ん…少しず〜つではあるが矢張りキム様ドラマに成ろうとしているな(苦笑)小雪と岡本綾のポジションは反対の方が良かったなぁ…これは完全にミスキャスティング。ていうか、このドラマに恋愛要素必要かなぁ?そう思ってるのは私だけじゃないハズ。
鳥居と次郎の関係を描く方が確実に面白いドラマになりそうだもん。
そこに、新米保育士の朋美が少し絡んでくる程度でいいよ〜。
境さんの扱いは、ポジション的に「まあ、許してやろう」と思えるんだけどガッキの扱いが…ていうかレーサー方面の人達の扱いが全部悪い。俳優さんのファン、怒るだろうなーと見てて判るもん。回によってアタリハズレが有るのがネック。
今後の展開によってはリタイアしそう。
「離婚弁護士2」(脱落してません)
佐伯が良い味出してるなぁ。
間宮先生の恋愛ボケをぶった斬るあの感じがいいな〜(笑)
でも弁護士の戦いになると勝敗が上がるのは間宮先生なんだよね。
経験豊富っていうのも勿論あるけど、天職なんだろうな。
後は、前回と違って依頼人の訴訟相手が絶対悪なのがな〜…そうじゃない回も1、2回はあったんだけど。絶対悪って好きじゃないんだよねー殊、こういう題材のものって。
それとギャグは少し控えた方がいいかも。ギャーギャーと煩いだけのドラマに成らないで欲しいなぁ。今回は佐伯っていう間宮先生のライバルが出現したから、どうしてもそっちに視点を置いてるけど玉鉄や佐々木さんの回も欲しいなぁ。
多分リタイアしないで見続けると思います。だって普通に楽しいし(笑)
「曲がり角の彼女」(リタイア)
初回でリタイア。
何これ。何かと話題の「負け犬」扱ってりゃあ視聴者食いつくと思ったか。まぁ、フジ様のやりそうなことだけどさ。
「anego」(リタイア寸前)
このドラマ、ネタドラマ(例:東京湾景)として製作者サイドが扱ってないから笑って見れないんだよね。もう完璧に流れとしてはおかしな方向に行ってるっていうのに。
一流商社の事務員が仕事中にチャットかよ…しかも複数。それで正社員になれないとか愚痴をこぼすなんて、5億年早い。寧ろ違う会社で適当な事務員として働きなよ、カヨは。
anegoは「anegoって呼ばれる」タイプじゃなくて「anegoって呼んで〜」って感じだし。私の近くに居たら、anegoなんて絶対呼ばないよ、奈央子みたいな人。ただ会社の揉め事に暇だから首突っ込んで解決してヤンヤしてる30代のOLじゃん。
しかも見合い相手と良い感じになれなかったからって自棄酒して道路に倒れちゃったら駆けつけたのがジャニーズお抱えのイケメン(死語)くんですか。そんでもって朝起きたらベットの上で裸で二人きり。…って、どこの韓国ドラマだよ。
そろそろ限界。
「恋に落ちたら」(リタイア寸前)
このドラマ、ストーリーが散漫し過ぎてよく判んないことになって来てる…各週ゲストのドラマなのに、何故かストーリーがバラバラで余計なシーンとか多い。結局、島男がコンピューターに詳しいのも特別な理由があったわけじゃなかったし。
いい人の延長戦?とか思えてきた。あぁいう、他人の幸せの為だけにマジで生きてる人って普通に苦手なんだよな〜…自分の為に幸せ考えようよ。
ギャグも滑ってるし。タイトルと内容も合ってないし。
そろそろリタイアするかも知れない。
「夢で逢いましょう」(リタイアしてませぬ)
あんまり期待してなかったから(失礼)面白いのかも知れない…けど、つまんないドラマではないな。押尾学のポジションが伊藤英明だったら最高だったのに。(個人的な伊藤イメージ)
永井のマチャるさんは演技上手になってきてるなぁ。まだまだ、と思う場面も多いけど伸びてきてる感じはする。
パパも可愛いし(笑)矢田嬢も昨年末の月9に比べたら全然儲け役(爆)
展開読めるんだけど、それなりに楽しんでるからリタイアの可能性は低いかも。
「汚れた舌」(リタイアしてない)
とにかく牧瀬里穂が怖いよ〜(笑)でもネタドラマなのよね内館ドラマだから。
やりすぎやりすぎ〜って場面が毎回幾つかあるんだけど、それを抜かしたら結構本気でドロドロした怖いドラマかも。飯島直子、久し振りに役を当てたなぁ。
いけしゃあしゃあと嘘をつく舌、ってキャッチコピーもいいね。
ピッタリで。(コラ)
圭くんの出番が少ないのが気になるけど、面白いし我慢。
最終回では千夏刺されるんちゃうかとか思いながら、リタイアはしないと思う。
「タイガー&ドラゴン」(勿論リタイアせず)
今期の中ではやっぱ頭二つ分ぐらい他のドラマより先を行くドラマだ。
ただ、クドカン作品の常連客ばかりがゲストなのは少し戴けない。レギュラー面子で既に身内ドラマっぽいのに、荒川良々、森下愛子、古田新太、薬師丸嬢、小日向さん…か。レギュラーに長瀬、岡田、塚本、サダヲ、猫背も居るのに。
ただ脚本がスバ抜けてる。流石クドカンって言うしかない。
伊藤美咲のスティック読みをうま〜く利用したようなメグミのキャラもナイス。(謝れ)
厩火事の回なんて号泣しちゃったよ。
茶の湯の回も現代を皮肉ってて最高だった。饅頭怖いの回はクドカンの真骨頂。さて、このドラマの展開を大きく左右しそうな今週の「猫の皿」が楽しみ楽しみ。
8話のゲストにクドカンドラマに縁が絶対ないと思っていた高岡蒼ちゃんが出るので(しかもシルバー&ゴールドかよ!)益々楽しみ。クドカンの扱うニートも見てみたいし。
「瑠璃の島」(リタイア間近)
はぁ〜…残念…、としか言いようが無い。
毎回脚本家変わるなんて聞いてないよ(泣)ずっと森下佳子が書いてたら、間違いなくタイガー&ドラゴンと張れる今期の二大ドラマに成れたのに…。
それにしても新人の成島璃子の演技力には毎回驚かされる。
それ見たさに見てるかも知んない。
でもリタイア間近。脚本家が毎回変わるドラマなんて、一話完結モノじゃないのにありえないよ〜(泣)
「あいくるしい」(リタイアせず)
ストーリーの全体構成が悪い気がする…と思っていたけど、美しい人みたいな展開になる為に由美はあんなに早く死んだのね、と思うと「あぁ、なるほど」と思うシーンが多い。
朝食のシーンも、由美が居ない時間が多かったからか皆が慣れているし。(それが許せなくて徹生は怒るけど)
主役の神木くんは、苦笑してしまうような展開でもサラリとこなすし。(苦笑)あざとすぎる〜と思っていた転校生の出番も最近少ないので安心して見てられるな。
これからは、私の一番気になっている未散(はるかちゃんマジで可愛い。演技力も有るし。若手女優さんの中で一番好き!自分の中で頂点に立っていたまっさんを抜いたよ)と矢口とマサキの関係が暴かれてゆくので見続けましゅ。
リタイアは…うーん、多分、しないかな(苦笑)
ホリランと朝ドラは見続けてますよ〜。ホリラン、緑川が可愛くってしょうがないんですけど(重症)
「エンジン」(まだ脱落してない)
う〜ん…少しず〜つではあるが矢張りキム様ドラマに成ろうとしているな(苦笑)小雪と岡本綾のポジションは反対の方が良かったなぁ…これは完全にミスキャスティング。ていうか、このドラマに恋愛要素必要かなぁ?そう思ってるのは私だけじゃないハズ。
鳥居と次郎の関係を描く方が確実に面白いドラマになりそうだもん。
そこに、新米保育士の朋美が少し絡んでくる程度でいいよ〜。
境さんの扱いは、ポジション的に「まあ、許してやろう」と思えるんだけどガッキの扱いが…ていうかレーサー方面の人達の扱いが全部悪い。俳優さんのファン、怒るだろうなーと見てて判るもん。回によってアタリハズレが有るのがネック。
今後の展開によってはリタイアしそう。
「離婚弁護士2」(脱落してません)
佐伯が良い味出してるなぁ。
間宮先生の恋愛ボケをぶった斬るあの感じがいいな〜(笑)
でも弁護士の戦いになると勝敗が上がるのは間宮先生なんだよね。
経験豊富っていうのも勿論あるけど、天職なんだろうな。
後は、前回と違って依頼人の訴訟相手が絶対悪なのがな〜…そうじゃない回も1、2回はあったんだけど。絶対悪って好きじゃないんだよねー殊、こういう題材のものって。
それとギャグは少し控えた方がいいかも。ギャーギャーと煩いだけのドラマに成らないで欲しいなぁ。今回は佐伯っていう間宮先生のライバルが出現したから、どうしてもそっちに視点を置いてるけど玉鉄や佐々木さんの回も欲しいなぁ。
多分リタイアしないで見続けると思います。だって普通に楽しいし(笑)
「曲がり角の彼女」(リタイア)
初回でリタイア。
何これ。何かと話題の「負け犬」扱ってりゃあ視聴者食いつくと思ったか。まぁ、フジ様のやりそうなことだけどさ。
「anego」(リタイア寸前)
このドラマ、ネタドラマ(例:東京湾景)として製作者サイドが扱ってないから笑って見れないんだよね。もう完璧に流れとしてはおかしな方向に行ってるっていうのに。
一流商社の事務員が仕事中にチャットかよ…しかも複数。それで正社員になれないとか愚痴をこぼすなんて、5億年早い。寧ろ違う会社で適当な事務員として働きなよ、カヨは。
anegoは「anegoって呼ばれる」タイプじゃなくて「anegoって呼んで〜」って感じだし。私の近くに居たら、anegoなんて絶対呼ばないよ、奈央子みたいな人。ただ会社の揉め事に暇だから首突っ込んで解決してヤンヤしてる30代のOLじゃん。
しかも見合い相手と良い感じになれなかったからって自棄酒して道路に倒れちゃったら駆けつけたのがジャニーズお抱えのイケメン(死語)くんですか。そんでもって朝起きたらベットの上で裸で二人きり。…って、どこの韓国ドラマだよ。
そろそろ限界。
「恋に落ちたら」(リタイア寸前)
このドラマ、ストーリーが散漫し過ぎてよく判んないことになって来てる…各週ゲストのドラマなのに、何故かストーリーがバラバラで余計なシーンとか多い。結局、島男がコンピューターに詳しいのも特別な理由があったわけじゃなかったし。
いい人の延長戦?とか思えてきた。あぁいう、他人の幸せの為だけにマジで生きてる人って普通に苦手なんだよな〜…自分の為に幸せ考えようよ。
ギャグも滑ってるし。タイトルと内容も合ってないし。
そろそろリタイアするかも知れない。
「夢で逢いましょう」(リタイアしてませぬ)
あんまり期待してなかったから(失礼)面白いのかも知れない…けど、つまんないドラマではないな。押尾学のポジションが伊藤英明だったら最高だったのに。(個人的な伊藤イメージ)
永井のマチャるさんは演技上手になってきてるなぁ。まだまだ、と思う場面も多いけど伸びてきてる感じはする。
パパも可愛いし(笑)矢田嬢も昨年末の月9に比べたら全然儲け役(爆)
展開読めるんだけど、それなりに楽しんでるからリタイアの可能性は低いかも。
「汚れた舌」(リタイアしてない)
とにかく牧瀬里穂が怖いよ〜(笑)でもネタドラマなのよね内館ドラマだから。
やりすぎやりすぎ〜って場面が毎回幾つかあるんだけど、それを抜かしたら結構本気でドロドロした怖いドラマかも。飯島直子、久し振りに役を当てたなぁ。
いけしゃあしゃあと嘘をつく舌、ってキャッチコピーもいいね。
ピッタリで。(コラ)
圭くんの出番が少ないのが気になるけど、面白いし我慢。
最終回では千夏刺されるんちゃうかとか思いながら、リタイアはしないと思う。
「タイガー&ドラゴン」(勿論リタイアせず)
今期の中ではやっぱ頭二つ分ぐらい他のドラマより先を行くドラマだ。
ただ、クドカン作品の常連客ばかりがゲストなのは少し戴けない。レギュラー面子で既に身内ドラマっぽいのに、荒川良々、森下愛子、古田新太、薬師丸嬢、小日向さん…か。レギュラーに長瀬、岡田、塚本、サダヲ、猫背も居るのに。
ただ脚本がスバ抜けてる。流石クドカンって言うしかない。
伊藤美咲のスティック読みをうま〜く利用したようなメグミのキャラもナイス。(謝れ)
厩火事の回なんて号泣しちゃったよ。
茶の湯の回も現代を皮肉ってて最高だった。饅頭怖いの回はクドカンの真骨頂。さて、このドラマの展開を大きく左右しそうな今週の「猫の皿」が楽しみ楽しみ。
8話のゲストにクドカンドラマに縁が絶対ないと思っていた高岡蒼ちゃんが出るので(しかもシルバー&ゴールドかよ!)益々楽しみ。クドカンの扱うニートも見てみたいし。
「瑠璃の島」(リタイア間近)
はぁ〜…残念…、としか言いようが無い。
毎回脚本家変わるなんて聞いてないよ(泣)ずっと森下佳子が書いてたら、間違いなくタイガー&ドラゴンと張れる今期の二大ドラマに成れたのに…。
それにしても新人の成島璃子の演技力には毎回驚かされる。
それ見たさに見てるかも知んない。
でもリタイア間近。脚本家が毎回変わるドラマなんて、一話完結モノじゃないのにありえないよ〜(泣)
「あいくるしい」(リタイアせず)
ストーリーの全体構成が悪い気がする…と思っていたけど、美しい人みたいな展開になる為に由美はあんなに早く死んだのね、と思うと「あぁ、なるほど」と思うシーンが多い。
朝食のシーンも、由美が居ない時間が多かったからか皆が慣れているし。(それが許せなくて徹生は怒るけど)
主役の神木くんは、苦笑してしまうような展開でもサラリとこなすし。(苦笑)あざとすぎる〜と思っていた転校生の出番も最近少ないので安心して見てられるな。
これからは、私の一番気になっている未散(はるかちゃんマジで可愛い。演技力も有るし。若手女優さんの中で一番好き!自分の中で頂点に立っていたまっさんを抜いたよ)と矢口とマサキの関係が暴かれてゆくので見続けましゅ。
リタイアは…うーん、多分、しないかな(苦笑)
ホリランと朝ドラは見続けてますよ〜。ホリラン、緑川が可愛くってしょうがないんですけど(重症)
だからお前はよマジでよー
2005年4月20日 TVシラフでゲイの臭いがするって言ってるじゃねぇかよ。>キッド
お前絶対アメリカのゲイ雑誌の袋綴じ(もしくは見開き)に居るだろ!!つーか居ただろ!?ムサシの腰が異様に細くてビックリしました。ムサシとキッドは「俺、30歳」とか言っても全く「そうですよね〜そうじゃないかと思ってました〜」と掌こねくりまわして言える自信がありますね。
新ドラ。小さく感想。
「あいくるしい」
主役:綾瀬はるか、市原隼人、とあるけれど実質の主役は誰がどう見ても今をときめく人気子役・神木くん。
野島ドラマではありえなかった主人公の登場、展開、記者会見で「この作品が僕の集大成になる」と言っていた理由が判った気がして来た。
これは野島ドラマであって、野島ドラマではない。過去の「野島」は、このドラマと一緒に死ぬのだ、恐らく。演出も安定しているし、覚悟を決めた脚本家が本を書いているので全体的に落ち着いて見ていられる。
アタリ!と、いうわけじゃないけれど、注目作品としてはダントツ。だってもう、野島が野島じゃなくなってるから。
「タイガー&ドラゴン」
基礎をしっかりした人間が、基礎をしっかり知ってる人間に聞かせて初めて「笑い」を貰える「落語」という分野に挑んだクドカン。しかも視点は「今まで笑ったことが無かった893」から。
ダブル主演だと言うが、これも矢張り実際の主役は長瀬くん。
しかし、今までクドカンドラマに食いついてきた若い人達が古典芸の落語を元にしたお話で、笑ったり泣けたりするのかなぁ?とは思った。勿論、キャラクターの掛け合いは相変わらず見事だし、科白も凄いし、演出も二重丸なんだけど、軸になる「落語」の部分で楽しんでいる人は居るのか。
そう考えると、逆キャッツ現象?とも思ったり。(=若い人間が余り食いつけない、ついていけない)
初回「芝浜」のペースをずっと保てれば、今期ナンバーワンの出来になる可能性高し。
「瑠璃の島」
森下脚本と、好きな俳優がちょこちょこと出ているので録画して後で見てみたら驚き。
やっぱシリアスに向いてるんだよ、森下さん。うん。
言葉がとても綺麗だし、新人だと言うのに瑠璃役の女の子の演技も光っている。演出も丁寧であり、キャスティングもバッチリ。自然の雄大さは、ドラマの中では大体「きれいなもの」として扱われるが、このドラマではただの「きれいなもの」ではない。
「自然が綺麗という理由だけで人間は生きてはいけない」というシリアスな題材に、雄大な風景が混ざりこんでいる奥の深い作品。
今後に期待大。森下さん今度からシリアスでお願いね〜(笑)
「恋におちたら」
佐藤さんはドラマじゃなくて映画の脚本の方が向いてる気がするんだけどなぁ……うん。これは前から思っていたことですけど。まぁ、でも楽しくないわけでもなく、これからどうなるか…も大体は予想がつくっちゃつくんだけど、見てて決して嫌ではない。
ヤマコ好きだし、よしのちゃん可愛いし、堤さんも良いキャラしてるし、後はシリアスなのにノリがギャグっぽかったりする、微妙なハズシを無くしてくれればもっと見やすいかな。
あ、あと、この内容じゃあタイトル変えられるわ、そりゃあ(苦笑)
「離婚弁護士2」
何のこっちゃなく、今作も楽しいでありんすの一言。
主役がとってもとっても魅力的で、脇も1の時からの人が健在なので(ミムラちゃんが一番いいんだけどね〜受付嬢は/泣)弁護士事務所内の風景だけで楽しめる。
シリアスとコメディの配合も相変わらず見事。初回は内山嬢の泣きそうになったよ。恋に落ちちゃった時の間宮先生の顔、可愛かったなぁ(笑)「ミュージック、入りました〜」いいなぁ、この温〜いノリ(笑)
しかも「君ノ瞳ニ〜」かよー!(大爆笑)
「エンジン」
キムタクの「もうアイドル限界じゃないのぉ?」という部分と、小雪の毎回微妙な匙加減を上手に利用した井上さんに軍配が上がった感じ。このドラマ、作品として成功の形に終わったとしても決してキム様が良いとかじゃなくって、井上脚本が良かっただけの事だろうな。
境さんは見事(笑)いいなぁ〜あぁいう、植物系なのに男気ちょっと見せる人(笑)境マニアとしては堪らんわ〜〜。アテガキがかなり多いっぽいから、ガッキも多分アテガキだろうな(笑)
これで一気に売れちゃうのかねぇ。初回は結構良い出来だったと思いまし。
久々の月9ヒットでしかね。キム様また調子のるな…(苦笑)
まぁ、去年とは大違いだけどさ。
「アタックNO.1」
アハハハハハ!!!(大爆笑)
完璧なネタドラマ。でも、ここまで完璧ネタだと逆に引くんだ(苦笑)
「エースを狙え」は、あの、微妙な匙加減(確実にギャグだったけど/笑)が良かったんだよ〜〜〜ここまでギャグだとダメー(笑)好きな俳優さんも中村兄やんしか居ないし、早々とリタイア。今期はアタリが多すぎるのでこういうのは切ってかないとって感じで。
緑川さんの存在感の無さがちょっと気になったかな…うん。
御蘭の方が似合ってるって。
「ファイト!」
モトカリちゃん可愛い〜…ってだけじゃ…ダメ?(苦笑)
でも多分、一年間それだけで見てくと思います(汗)
朝ドラってただえさえ苦手なのに〜〜〜まぁ、盛り上げるだけ盛り上げて、落とされるだけ落とされた「わかば」より…マシ…?かな(言いすぎ)
「ホーリーランド」
ガッキがガッキじゃない…!(失礼)
いやぁ、完璧に幼児化してってるなぁ(笑)
徳山くんがマサキ役っていうのはアタリだったなぁと思います。ヤンキー達が何やらやたらと可愛いし、キャストも好きな子ばっかなので(徳山くんはそうでもないけど。あの独特な演技がちょっと苦手)見続けます。漫画が原作って感じが凄い伝わってくる(笑)まぁ、そこが好きなんだけど。
映画のBR好きの人も、是非(笑/見れば判ります)
今期は…これと、あとはまだ録画してて見てない「曲がり角の彼女」と「anego」ぐらいで。あねごは殆ど赤西くん(ごくせんで演技上手だから気に入った)目当てだけどね〜。無駄にフェロモン多いところが、なんだか面白い、赤西クン(笑)
お前絶対アメリカのゲイ雑誌の袋綴じ(もしくは見開き)に居るだろ!!つーか居ただろ!?ムサシの腰が異様に細くてビックリしました。ムサシとキッドは「俺、30歳」とか言っても全く「そうですよね〜そうじゃないかと思ってました〜」と掌こねくりまわして言える自信がありますね。
新ドラ。小さく感想。
「あいくるしい」
主役:綾瀬はるか、市原隼人、とあるけれど実質の主役は誰がどう見ても今をときめく人気子役・神木くん。
野島ドラマではありえなかった主人公の登場、展開、記者会見で「この作品が僕の集大成になる」と言っていた理由が判った気がして来た。
これは野島ドラマであって、野島ドラマではない。過去の「野島」は、このドラマと一緒に死ぬのだ、恐らく。演出も安定しているし、覚悟を決めた脚本家が本を書いているので全体的に落ち着いて見ていられる。
アタリ!と、いうわけじゃないけれど、注目作品としてはダントツ。だってもう、野島が野島じゃなくなってるから。
「タイガー&ドラゴン」
基礎をしっかりした人間が、基礎をしっかり知ってる人間に聞かせて初めて「笑い」を貰える「落語」という分野に挑んだクドカン。しかも視点は「今まで笑ったことが無かった893」から。
ダブル主演だと言うが、これも矢張り実際の主役は長瀬くん。
しかし、今までクドカンドラマに食いついてきた若い人達が古典芸の落語を元にしたお話で、笑ったり泣けたりするのかなぁ?とは思った。勿論、キャラクターの掛け合いは相変わらず見事だし、科白も凄いし、演出も二重丸なんだけど、軸になる「落語」の部分で楽しんでいる人は居るのか。
そう考えると、逆キャッツ現象?とも思ったり。(=若い人間が余り食いつけない、ついていけない)
初回「芝浜」のペースをずっと保てれば、今期ナンバーワンの出来になる可能性高し。
「瑠璃の島」
森下脚本と、好きな俳優がちょこちょこと出ているので録画して後で見てみたら驚き。
やっぱシリアスに向いてるんだよ、森下さん。うん。
言葉がとても綺麗だし、新人だと言うのに瑠璃役の女の子の演技も光っている。演出も丁寧であり、キャスティングもバッチリ。自然の雄大さは、ドラマの中では大体「きれいなもの」として扱われるが、このドラマではただの「きれいなもの」ではない。
「自然が綺麗という理由だけで人間は生きてはいけない」というシリアスな題材に、雄大な風景が混ざりこんでいる奥の深い作品。
今後に期待大。森下さん今度からシリアスでお願いね〜(笑)
「恋におちたら」
佐藤さんはドラマじゃなくて映画の脚本の方が向いてる気がするんだけどなぁ……うん。これは前から思っていたことですけど。まぁ、でも楽しくないわけでもなく、これからどうなるか…も大体は予想がつくっちゃつくんだけど、見てて決して嫌ではない。
ヤマコ好きだし、よしのちゃん可愛いし、堤さんも良いキャラしてるし、後はシリアスなのにノリがギャグっぽかったりする、微妙なハズシを無くしてくれればもっと見やすいかな。
あ、あと、この内容じゃあタイトル変えられるわ、そりゃあ(苦笑)
「離婚弁護士2」
何のこっちゃなく、今作も楽しいでありんすの一言。
主役がとってもとっても魅力的で、脇も1の時からの人が健在なので(ミムラちゃんが一番いいんだけどね〜受付嬢は/泣)弁護士事務所内の風景だけで楽しめる。
シリアスとコメディの配合も相変わらず見事。初回は内山嬢の泣きそうになったよ。恋に落ちちゃった時の間宮先生の顔、可愛かったなぁ(笑)「ミュージック、入りました〜」いいなぁ、この温〜いノリ(笑)
しかも「君ノ瞳ニ〜」かよー!(大爆笑)
「エンジン」
キムタクの「もうアイドル限界じゃないのぉ?」という部分と、小雪の毎回微妙な匙加減を上手に利用した井上さんに軍配が上がった感じ。このドラマ、作品として成功の形に終わったとしても決してキム様が良いとかじゃなくって、井上脚本が良かっただけの事だろうな。
境さんは見事(笑)いいなぁ〜あぁいう、植物系なのに男気ちょっと見せる人(笑)境マニアとしては堪らんわ〜〜。アテガキがかなり多いっぽいから、ガッキも多分アテガキだろうな(笑)
これで一気に売れちゃうのかねぇ。初回は結構良い出来だったと思いまし。
久々の月9ヒットでしかね。キム様また調子のるな…(苦笑)
まぁ、去年とは大違いだけどさ。
「アタックNO.1」
アハハハハハ!!!(大爆笑)
完璧なネタドラマ。でも、ここまで完璧ネタだと逆に引くんだ(苦笑)
「エースを狙え」は、あの、微妙な匙加減(確実にギャグだったけど/笑)が良かったんだよ〜〜〜ここまでギャグだとダメー(笑)好きな俳優さんも中村兄やんしか居ないし、早々とリタイア。今期はアタリが多すぎるのでこういうのは切ってかないとって感じで。
緑川さんの存在感の無さがちょっと気になったかな…うん。
御蘭の方が似合ってるって。
「ファイト!」
モトカリちゃん可愛い〜…ってだけじゃ…ダメ?(苦笑)
でも多分、一年間それだけで見てくと思います(汗)
朝ドラってただえさえ苦手なのに〜〜〜まぁ、盛り上げるだけ盛り上げて、落とされるだけ落とされた「わかば」より…マシ…?かな(言いすぎ)
「ホーリーランド」
ガッキがガッキじゃない…!(失礼)
いやぁ、完璧に幼児化してってるなぁ(笑)
徳山くんがマサキ役っていうのはアタリだったなぁと思います。ヤンキー達が何やらやたらと可愛いし、キャストも好きな子ばっかなので(徳山くんはそうでもないけど。あの独特な演技がちょっと苦手)見続けます。漫画が原作って感じが凄い伝わってくる(笑)まぁ、そこが好きなんだけど。
映画のBR好きの人も、是非(笑/見れば判ります)
今期は…これと、あとはまだ録画してて見てない「曲がり角の彼女」と「anego」ぐらいで。あねごは殆ど赤西くん(ごくせんで演技上手だから気に入った)目当てだけどね〜。無駄にフェロモン多いところが、なんだか面白い、赤西クン(笑)
とりあえず…えっと、おぐりん頑張れ…。で。
ここ乗り越えれば俳優として地位がグッと上がる。確信。
とてもとても、面白いもの。映画だって。
でも最近のオグリヌは強い子なので、そんなことじゃへこたれない。
そうだろうな。
そうでなくては!
山田さまは、アイドルでなく役者なのか、それともアイドル役者なのか、なんなのか、たまに判らなくなります。演技が立派な役者なだけに……。
もう役者かな。うん。
もうタカユキの姿はないんだゼ……!(漢泣き)
「おばあちゃんをかえせぇ!」の姿はもう見れないんだ!「ぼくのおばあちゃんをかえせぇかえせぇ、けほけほっ、はぁはぁ」の姿はもう見れないのですよ…!「たすけてーたすけてー(スティック読み)」ももう見れない。
ワーン全ては夏から……。
最近なぜかよくタテノリのマネをします。
「ドンマイドンマイ、そういうこともあるよネー!」とか。
「ちょいとお待ちを」とか。
「ばっかやろーうぃ(という発音)」とか。
「おやつは500円までよ!でもバナナはいいわよ!」とか。
「そうだよねって指差すんじゃねーよバッキャヤロイ」とか。
「にーーーーん」とか。
「楽しそだネ☆」とか。
「バカでございます」とか。
ドラマ見てなきゃ全く判らん。
虎&龍は面白いが、若い人はついていけないだろうなという印象。
それがクドカンドラマとして、とても辛いというところ。
ギャグは若い人しかついていけないんだけど、話の内容の深い部分だとかは大人しかついていけない。それはとてもとても視聴者絞るよまた辛い戦いのはじまりだね……(読売の局が最大のライバルと化すあの時間帯)
あいくるしいは皆あいくるしくてあいくるしくてたまらんかった。
野島脚本とか、もう関係ないな、とか思った。
一番可愛いのは、勿論長男長女のダブルあいくるしいピヨッチョです。勿論です。ドーン、パフ!は未だに忘れられない奇跡2004inサマー。
ここ乗り越えれば俳優として地位がグッと上がる。確信。
とてもとても、面白いもの。映画だって。
でも最近のオグリヌは強い子なので、そんなことじゃへこたれない。
そうだろうな。
そうでなくては!
山田さまは、アイドルでなく役者なのか、それともアイドル役者なのか、なんなのか、たまに判らなくなります。演技が立派な役者なだけに……。
もう役者かな。うん。
もうタカユキの姿はないんだゼ……!(漢泣き)
「おばあちゃんをかえせぇ!」の姿はもう見れないんだ!「ぼくのおばあちゃんをかえせぇかえせぇ、けほけほっ、はぁはぁ」の姿はもう見れないのですよ…!「たすけてーたすけてー(スティック読み)」ももう見れない。
ワーン全ては夏から……。
最近なぜかよくタテノリのマネをします。
「ドンマイドンマイ、そういうこともあるよネー!」とか。
「ちょいとお待ちを」とか。
「ばっかやろーうぃ(という発音)」とか。
「おやつは500円までよ!でもバナナはいいわよ!」とか。
「そうだよねって指差すんじゃねーよバッキャヤロイ」とか。
「にーーーーん」とか。
「楽しそだネ☆」とか。
「バカでございます」とか。
ドラマ見てなきゃ全く判らん。
虎&龍は面白いが、若い人はついていけないだろうなという印象。
それがクドカンドラマとして、とても辛いというところ。
ギャグは若い人しかついていけないんだけど、話の内容の深い部分だとかは大人しかついていけない。それはとてもとても視聴者絞るよまた辛い戦いのはじまりだね……(読売の局が最大のライバルと化すあの時間帯)
あいくるしいは皆あいくるしくてあいくるしくてたまらんかった。
野島脚本とか、もう関係ないな、とか思った。
一番可愛いのは、勿論長男長女のダブルあいくるしいピヨッチョです。勿論です。ドーン、パフ!は未だに忘れられない奇跡2004inサマー。
世中愛叫七話のレビューの前に
2005年3月6日 TV
世中愛叫のレビューは疲れる…。本当に。特に後半は…。
全部のシーンが良いから、全部書きたくなってくる。
まぁ、クレッシェンド繋がりということで適当に「ケイゾク」のレビューでもしてみます。
私が堤さんにハマったのが金田一少年の事件簿だったんですが(配色が好きだったからと言うのと、たまに言う毒のある言葉が好きでした)完璧にクレッシェンドの堕ちたキッカケはこの作品。
元々、中谷美紀も好きだし、渡部篤朗も好きなので最初から録画して見ていたんですが、見ていて正解。当時小学生だった私も最終回の真山と柴田の不器用な純愛には泣きました。
と、ここで。ケイゾクってさりげなく名言が多いドラマだと思うので(個人的見解)ケイゾクで好きだった科白ランキングでもしたいと思います。
第五位
「真実なんてのはなぁ、本当は存在しないんだよ。曖昧な記憶の集合体で、それが真実の顔をして堂々とのさばってるだけだ。だから、その記憶の持ち主を消せば、真実なんて消えてしまう。」
最終回、真山と柴田が本当の意味で二人きりで在った最後のシーンの真山さんの科白。空虚な真山さんらしい考えだなぁ、と思う反面で朝倉に対する怒りの凄さが現れている科白でもあるなぁと思う。
第四位
「“パパを殺した犯人を、ママが殺しました”と。“立派なことをしました”と。ちゃんと、この子に伝えてやれ。」
第四話(だったと思う)の最後、犯人である被害者の元愛人の妻に、息子の前で真山さんが言った科白。ここ、もうお母さんは混乱状態で泣いているって言うのに「仇討ちの殺人は正しいと思ってるのなら子供にそれを教えてやれ」と女相手にも容赦のない真山さんがカッコ良かった。きっと犯人の中で真山さんと一番「人を殺したい」という欲望の形で似ていた加害者だったと思う。普通の真山さんだったら、さっさと御偉いさんに任せてるもんね。正義とか真実って何なんだろうねぇ、と考えさせられる回だったなぁ。
第三位
「俺のことを逮捕していいのか?俺の手術を待っている何十人、何百人という人間をあんた達は殺すことになるんだぞ。」
第三話の「氷の処刑台」より。犯人が日本一の心臓手術のテクニックを持つゴットハンドな医者で、事件を依頼したのが、その犯人の手術を待つ人間という状況での逮捕。依頼者の橋本さんは…まぁ、恐らく助からなかっただろうな。それどころか、この人を逮捕する事によって死んでしまう患者は確実に数百人居るわけで。でもこの後すぐに「何言ってんだよ、人殺しは人殺しだ」と冷たかった真山さんに痺れた。柴田は最後の最後まで、この人を逮捕するかどうか迷ったというのに。
一人の人を殺した罪によって逮捕した男によって何百人も人が死ぬっていうのは、手錠をはめる側としては辛いだろうなぁ…。
第二位
「一番簡単で、確実な完全犯罪の方法を教えてやろうか?…誰にも知られないように殺し、誰にも知られないように山の中に埋める。継続どころか捜査もされないよ。何せ、事件としては取り扱われないわけだからなぁ。日本で一年間に起こる殺人事件は約一千数百件。その一方で特異家出人つまり、犯罪に絡んで行方不明になっている人間の数は約一万五千人。仮に殺されてんのがその内の一割だとしても、一千五百人の完全犯罪が成立してるってわけだ。…俺達が知ってる真実なんてのはな、ほんの一部だ。」
とっても長い科白だったけど、ガツンと印象的だった真山さんの科白。そうだよねぇ…不法滞在とかしてる外人を知らないところで殺して、誰にも見つからないような山奥に埋めたら遺骨とかが滅多な運で見つからない限りにでも事件にもなってくれないもんな。何でだか判らないけど、この科白、きらきらひかるの小林さとみねーさんの科白(真実は一つじゃないの、いっぱいあるのよなんたらかんたら)とリンクした。何でだろう。言ってること全然違うのに。
第一位
「頭の悪い女だねぇ…。お前には、生きてて欲しいんだよ。」
ここ、真山さんっていうか渡部篤朗の間と、後ろにいる柴田つーか中谷美紀の表情が絶妙なのよ。一番好きなシーンでもあるなきっと。「それでも真実は一つです」と言い張る柴田への、最上の愛の告白だよなぁこれ。
最後まで柴田を見下している真山さんと、最後まで真山さんを理解していなかった柴田が泣けるなぁ。両想いなのに。でも心のどっかで通じあってたんだろうなぁ。
ケイゾクって凄いドラマだ。
でも、この後に「TRICK」のあのコンビだもんな(大笑)
堤さんは凄いよホント。(賛辞の言葉です)
あと、真山さんのモデルがスタンフィールドっていうかゲイリーオールドマンというのには相当痺れました。何それぇ!もう真山さんが私の好みな男一点だったのはその理由なのか!?とか思いました。「男が憧れるブラックスターの象徴」がゲイリーだと言ってらして、堤さんに惚れた小学六年の冬。
全部のシーンが良いから、全部書きたくなってくる。
まぁ、クレッシェンド繋がりということで適当に「ケイゾク」のレビューでもしてみます。
私が堤さんにハマったのが金田一少年の事件簿だったんですが(配色が好きだったからと言うのと、たまに言う毒のある言葉が好きでした)完璧にクレッシェンドの堕ちたキッカケはこの作品。
元々、中谷美紀も好きだし、渡部篤朗も好きなので最初から録画して見ていたんですが、見ていて正解。当時小学生だった私も最終回の真山と柴田の不器用な純愛には泣きました。
と、ここで。ケイゾクってさりげなく名言が多いドラマだと思うので(個人的見解)ケイゾクで好きだった科白ランキングでもしたいと思います。
第五位
「真実なんてのはなぁ、本当は存在しないんだよ。曖昧な記憶の集合体で、それが真実の顔をして堂々とのさばってるだけだ。だから、その記憶の持ち主を消せば、真実なんて消えてしまう。」
最終回、真山と柴田が本当の意味で二人きりで在った最後のシーンの真山さんの科白。空虚な真山さんらしい考えだなぁ、と思う反面で朝倉に対する怒りの凄さが現れている科白でもあるなぁと思う。
第四位
「“パパを殺した犯人を、ママが殺しました”と。“立派なことをしました”と。ちゃんと、この子に伝えてやれ。」
第四話(だったと思う)の最後、犯人である被害者の元愛人の妻に、息子の前で真山さんが言った科白。ここ、もうお母さんは混乱状態で泣いているって言うのに「仇討ちの殺人は正しいと思ってるのなら子供にそれを教えてやれ」と女相手にも容赦のない真山さんがカッコ良かった。きっと犯人の中で真山さんと一番「人を殺したい」という欲望の形で似ていた加害者だったと思う。普通の真山さんだったら、さっさと御偉いさんに任せてるもんね。正義とか真実って何なんだろうねぇ、と考えさせられる回だったなぁ。
第三位
「俺のことを逮捕していいのか?俺の手術を待っている何十人、何百人という人間をあんた達は殺すことになるんだぞ。」
第三話の「氷の処刑台」より。犯人が日本一の心臓手術のテクニックを持つゴットハンドな医者で、事件を依頼したのが、その犯人の手術を待つ人間という状況での逮捕。依頼者の橋本さんは…まぁ、恐らく助からなかっただろうな。それどころか、この人を逮捕する事によって死んでしまう患者は確実に数百人居るわけで。でもこの後すぐに「何言ってんだよ、人殺しは人殺しだ」と冷たかった真山さんに痺れた。柴田は最後の最後まで、この人を逮捕するかどうか迷ったというのに。
一人の人を殺した罪によって逮捕した男によって何百人も人が死ぬっていうのは、手錠をはめる側としては辛いだろうなぁ…。
第二位
「一番簡単で、確実な完全犯罪の方法を教えてやろうか?…誰にも知られないように殺し、誰にも知られないように山の中に埋める。継続どころか捜査もされないよ。何せ、事件としては取り扱われないわけだからなぁ。日本で一年間に起こる殺人事件は約一千数百件。その一方で特異家出人つまり、犯罪に絡んで行方不明になっている人間の数は約一万五千人。仮に殺されてんのがその内の一割だとしても、一千五百人の完全犯罪が成立してるってわけだ。…俺達が知ってる真実なんてのはな、ほんの一部だ。」
とっても長い科白だったけど、ガツンと印象的だった真山さんの科白。そうだよねぇ…不法滞在とかしてる外人を知らないところで殺して、誰にも見つからないような山奥に埋めたら遺骨とかが滅多な運で見つからない限りにでも事件にもなってくれないもんな。何でだか判らないけど、この科白、きらきらひかるの小林さとみねーさんの科白(真実は一つじゃないの、いっぱいあるのよなんたらかんたら)とリンクした。何でだろう。言ってること全然違うのに。
第一位
「頭の悪い女だねぇ…。お前には、生きてて欲しいんだよ。」
ここ、真山さんっていうか渡部篤朗の間と、後ろにいる柴田つーか中谷美紀の表情が絶妙なのよ。一番好きなシーンでもあるなきっと。「それでも真実は一つです」と言い張る柴田への、最上の愛の告白だよなぁこれ。
最後まで柴田を見下している真山さんと、最後まで真山さんを理解していなかった柴田が泣けるなぁ。両想いなのに。でも心のどっかで通じあってたんだろうなぁ。
ケイゾクって凄いドラマだ。
でも、この後に「TRICK」のあのコンビだもんな(大笑)
堤さんは凄いよホント。(賛辞の言葉です)
あと、真山さんのモデルがスタンフィールドっていうかゲイリーオールドマンというのには相当痺れました。何それぇ!もう真山さんが私の好みな男一点だったのはその理由なのか!?とか思いました。「男が憧れるブラックスターの象徴」がゲイリーだと言ってらして、堤さんに惚れた小学六年の冬。
あのねでもねでもでも
2005年3月1日 TVっていう曲があるんですけど、怖いんですけどー(語尾をあげながら)
何となくですけど、今期のドラマレビュー。凄い簡単に。
あ、見てる(もしくは見ていた)のだけですが。
「義経(一月期)」
地味な始まり方(笑)平家側からじわじわと書いているのは歴史マニアとしては嬉しい限りですが、いかんせん盛り上がりに欠ける。五足ちゃんが本当のヒロインだと思いまーす。
「わかば」
前半あれだけ楽しかったドラマが、どうしてここまで詰まらなくなるのか、という程に詰まらない。家族を描くのが上手だけど、恋愛を描くのは凄い下手なんだろうなぁ脚本家さんが。来期からのモトカリちゃん(ファン)頑張れ。
「不機嫌なジーン」
おぉ、まさしく見ていて不機嫌。私の好きな俳優がちらほら居ると言うのに内容が楽しくない。でも見なくちゃ、というドラマ程苛々するドラマはない。大体、脚本家が「サボってます」「手ぇ抜いてます」感出しまくりなんだよねぇ。ギャグセンスだけに走るなら「コメディ」と銘打つべき。恋愛ドラマじゃないだろ、これ。
「87%」
面白い…んですが、ちょっとクドイかな。何度も同じようなところで主役が泣いたり笑ったり。多分、病気の人にとってはそういうことの繰り返しだから共感出来るかも知れないんだけど。でも皆さんベテランで上手だし脚本もそれなりに上手なので今期の中ではまぁまぁ良作かなぁ?
「優しい時間」
初回リタイア。富良野の雄大な景色は見ていて凄いなぁと思うけれど、それより登場人物の設定きちんと固めてからにして下さいと言いたい。あんなに粗雑な脚本書く人だったんだぁ、とガッカリ。出演者とばっちりなんじゃないの?と暴言吐いちゃうぐらいに。
「H2」
出来れば半年クールで見たかった!というのが本音だけれど、1クールであそこまで収めているスタッフは凄いなぁとも思う。原作が恐ろしく長いらしいので。山田くんとさとみちゃんの息が合っていて見てて面白いし、普通に切なかったりするし、でも何よりこのドラマの収穫と言えば石垣くんじゃないのかな(笑)ハマり役だなぁ、木根(笑)
「富豪刑事」
蒔田さんが脚本(トリックやケイゾクとかの)なんですが富豪刑事自体がコメディに行きたいのかサスペンスに行きたいのか定まってなくて見ていて「うーん…」と思ってしまう。徹底的にコメディに行ったほうがいいと思うんだけどなぁ。その方が蒔田さんの脚本も活きる気がするし。
「救命病棟3」
もはや救命でも病棟でもなくなっているこのドラマ。
救急医療を名乗らないで下さいと言いたくなるぐらいに病院の皆様がまったりしていらっしゃるので、ここは思い切ってタイトルを変えてみては如何、と言いたい感じ。大震災が起きたら…という設定だけど、何でみんなあんなにマッタリしてんの。初回での「名前呼ばないでよ!」には呆れました。バッチリなメイクしてる時間あるんだったら看護士の試験もう一度受けて来て下さい。
「みんな昔は子供だった」
ゆとり教育を見事に履き違えたドラマじゃないでしょうか。
見ていて癒される、という意味ではあの田舎の風景嫌いじゃないけど、そこに絶対にあの滑舌の悪い子供のナレーションが入るんだもん(苦笑)前クールの「めだか」をちょっと捻っただけ、みたいな感じ。めだかの方が全然良かったけど。リタイアしそうです、そろそろ。
「ごくせん」
前作には遠く及ばずだけど、それは前作が良すぎたから。
仲間ちゃんが生き生きしているだけで(きっと現場楽しいんだろうなぁ)見ていてホッとするし(去年は散々だったもんね…)、若手俳優が頑張ってるので「頑張れ〜」と言いたくなる。生瀬さんも見れてお得(笑)ストーリー云々より小ネタやら科白回しとかで楽しむと良いかも。赤西君ってはじめて知ったけど、結構演技上手だなぁ。ちょっと将来楽しみかも。アクションも上手だし。
「Mの悲劇」
ハセキョーが怖くない、ゴローちゃん本当は怖がってないじゃん、という感じで前半が進んでいたので後半になって新たな展開になっても、ミサに何も覚えないので周囲の人の変化が楽しみになりつつあります。脚本は結構上手?と思うけどB級サスペンスにしたいんだか何にしたいんだか演出ちょっと不安定だなぁ。なりみや先輩のコスプレは卑猥すぎます。いかがわしい!ハセキョだって裸足で逃げ出す。
今期のドラマで楽しんでるのは「H2」のみ。やまだくんは演技上手。毎回しみじみ思ってしまいます。来期のドラマには出ないっぽいけど、それでも次に何のドラマ出るんだろうと楽しみだわぁ。瞳の演技が上手なんだよね〜。勿論総合的にも上手なんだけど。若手ではズバ抜けてると思う。
来期は虎&龍、私の最大に苦手な脚本家・野島様の「あいくるしい」に大好きな人がいっぱい出るので苦しい。どうなるか判らないから何とも言えないけど。あとは特にないかな。ホリラン気になるぐらい。
あ、仮面ライダーは朝から負のオーラ満点な彼が大好きなので見てます。一人称がアタイの彼が大好きです。みとぅー可愛い。
何となくですけど、今期のドラマレビュー。凄い簡単に。
あ、見てる(もしくは見ていた)のだけですが。
「義経(一月期)」
地味な始まり方(笑)平家側からじわじわと書いているのは歴史マニアとしては嬉しい限りですが、いかんせん盛り上がりに欠ける。五足ちゃんが本当のヒロインだと思いまーす。
「わかば」
前半あれだけ楽しかったドラマが、どうしてここまで詰まらなくなるのか、という程に詰まらない。家族を描くのが上手だけど、恋愛を描くのは凄い下手なんだろうなぁ脚本家さんが。来期からのモトカリちゃん(ファン)頑張れ。
「不機嫌なジーン」
おぉ、まさしく見ていて不機嫌。私の好きな俳優がちらほら居ると言うのに内容が楽しくない。でも見なくちゃ、というドラマ程苛々するドラマはない。大体、脚本家が「サボってます」「手ぇ抜いてます」感出しまくりなんだよねぇ。ギャグセンスだけに走るなら「コメディ」と銘打つべき。恋愛ドラマじゃないだろ、これ。
「87%」
面白い…んですが、ちょっとクドイかな。何度も同じようなところで主役が泣いたり笑ったり。多分、病気の人にとってはそういうことの繰り返しだから共感出来るかも知れないんだけど。でも皆さんベテランで上手だし脚本もそれなりに上手なので今期の中ではまぁまぁ良作かなぁ?
「優しい時間」
初回リタイア。富良野の雄大な景色は見ていて凄いなぁと思うけれど、それより登場人物の設定きちんと固めてからにして下さいと言いたい。あんなに粗雑な脚本書く人だったんだぁ、とガッカリ。出演者とばっちりなんじゃないの?と暴言吐いちゃうぐらいに。
「H2」
出来れば半年クールで見たかった!というのが本音だけれど、1クールであそこまで収めているスタッフは凄いなぁとも思う。原作が恐ろしく長いらしいので。山田くんとさとみちゃんの息が合っていて見てて面白いし、普通に切なかったりするし、でも何よりこのドラマの収穫と言えば石垣くんじゃないのかな(笑)ハマり役だなぁ、木根(笑)
「富豪刑事」
蒔田さんが脚本(トリックやケイゾクとかの)なんですが富豪刑事自体がコメディに行きたいのかサスペンスに行きたいのか定まってなくて見ていて「うーん…」と思ってしまう。徹底的にコメディに行ったほうがいいと思うんだけどなぁ。その方が蒔田さんの脚本も活きる気がするし。
「救命病棟3」
もはや救命でも病棟でもなくなっているこのドラマ。
救急医療を名乗らないで下さいと言いたくなるぐらいに病院の皆様がまったりしていらっしゃるので、ここは思い切ってタイトルを変えてみては如何、と言いたい感じ。大震災が起きたら…という設定だけど、何でみんなあんなにマッタリしてんの。初回での「名前呼ばないでよ!」には呆れました。バッチリなメイクしてる時間あるんだったら看護士の試験もう一度受けて来て下さい。
「みんな昔は子供だった」
ゆとり教育を見事に履き違えたドラマじゃないでしょうか。
見ていて癒される、という意味ではあの田舎の風景嫌いじゃないけど、そこに絶対にあの滑舌の悪い子供のナレーションが入るんだもん(苦笑)前クールの「めだか」をちょっと捻っただけ、みたいな感じ。めだかの方が全然良かったけど。リタイアしそうです、そろそろ。
「ごくせん」
前作には遠く及ばずだけど、それは前作が良すぎたから。
仲間ちゃんが生き生きしているだけで(きっと現場楽しいんだろうなぁ)見ていてホッとするし(去年は散々だったもんね…)、若手俳優が頑張ってるので「頑張れ〜」と言いたくなる。生瀬さんも見れてお得(笑)ストーリー云々より小ネタやら科白回しとかで楽しむと良いかも。赤西君ってはじめて知ったけど、結構演技上手だなぁ。ちょっと将来楽しみかも。アクションも上手だし。
「Mの悲劇」
ハセキョーが怖くない、ゴローちゃん本当は怖がってないじゃん、という感じで前半が進んでいたので後半になって新たな展開になっても、ミサに何も覚えないので周囲の人の変化が楽しみになりつつあります。脚本は結構上手?と思うけどB級サスペンスにしたいんだか何にしたいんだか演出ちょっと不安定だなぁ。なりみや先輩のコスプレは卑猥すぎます。いかがわしい!ハセキョだって裸足で逃げ出す。
今期のドラマで楽しんでるのは「H2」のみ。やまだくんは演技上手。毎回しみじみ思ってしまいます。来期のドラマには出ないっぽいけど、それでも次に何のドラマ出るんだろうと楽しみだわぁ。瞳の演技が上手なんだよね〜。勿論総合的にも上手なんだけど。若手ではズバ抜けてると思う。
来期は虎&龍、私の最大に苦手な脚本家・野島様の「あいくるしい」に大好きな人がいっぱい出るので苦しい。どうなるか判らないから何とも言えないけど。あとは特にないかな。ホリラン気になるぐらい。
あ、仮面ライダーは朝から負のオーラ満点な彼が大好きなので見てます。一人称がアタイの彼が大好きです。みとぅー可愛い。
まぁ、まぁ、そういうことで…
2005年2月28日 TV
↑智世口調でどうぞ。
世中愛叫七話
ついに来たか…という感じの回だった。
すみません、七話って凄い思い入れが深いので二回に分けて語らせて戴きます。最初に言って置いたほうがえぇかなぁ、と思いまして……。
入水自殺を計った現代朔は、矢張り死に切れなかった自分の弱さを責め、夜の海に浮かぶ月を眺める。思い出されるのは、あの日の亜紀の言葉。
「大丈夫だよ朔ちゃん、夜はいつか必ず明けるんだよ。」
その言葉に、朔は失った世界の中で再びあの日のことを思い出す。
入水自殺を計る朔、と言うのは七話のクライマックスシーンに繋がる(亜紀の入水自殺未遂)に繋がる訳だけれど、現代に取り残された朔が、ぼんやりと17年前の美しい廣瀬亜紀の姿を思い出しているだけで涙腺が緩んだ。
この人、本当に死んでしまっている……。
砂浜に倒れこんで咽こんでいる事で「生きている」と実感出来るだけであって、この人の瞳の中には廣瀬亜紀が住んでいる。廣瀬亜紀はもうこの世に居ないというのに。
その現実さえ直視出来ずに17年間辛い思いのまま過ごしてきた男なんて、本当にこの世に居るのかと思ってしまう。実際、私は原作を読んでいても「こんな男、実際には居ないだろうなぁ」と思った。
十数年間も亡くなった恋人の事を想い続ける男なんて空想の中の人物でしか無いと思っていた。同名の映画を観ても、その思いは変わらなかったが七話でようやく「亡くなった恋人を17年間想い続ける男」が実在するかも知れない、と思うことが出来た。
ここまで悲惨で、ここまで濃い三ヶ月間を過ごした相手だ。
六話のラストで「この声の為なら何でもしようと思った。もしも亜紀が笑えるのなら、僕は一生笑えなくていい。もしも亜紀が泣きたいのなら、僕は一生我慢する。もしも亜紀の為に死ねと言われたら喜んで死んでやろう」と過去朔が語っていたけれど、そこまで亜紀のことを想い、そしてこれからも一ヵ月半その想いの強さは止まることを知らなく、最後は狂気的な愛にまで成っていった。そして、亜紀が死んだと同時に朔の心も死んでしまった。
こんな思い出があるのなら、17年も引きずっても当然かも知れないと思えた。
一樹は再び東京に戻るが、自分の誕生日に朔が祝いに来てくれないと悲しむ。そして明希と自分の写真を見て、一樹は一人で松崎へと向かう。
明希の腹に、一樹という子供が宿らなかったら朔と明希は「大学時代の同級生」でしか無かっただろう。心が死んでしまった朔が、初めて他人に生命の息吹を与えたのが一樹なのだ。勿論、一樹の父親が朔ではない。でも実際のところは、朔と言っても過言ではないだろう。
亜紀のいない世界で老人の様に生きている朔に、貴方は生きているんだよと伝えてきたのは間違いなく明希と一樹だ。しかし明希は大人だ。分別もあり、あそこまで重いエピソードを聞かされては身を引いてしまうしかない。けれど息子の一樹は違う。朔が居る世界で生まれた一樹にとって、朔はかけがえのない人だった。
本当の父親ではないと判っていても、朔と一緒に居たいという一樹の気持ちが朔を揺るがすことになる。
そして、明希も、もう一度、廣瀬亜紀と向き合うことが出来るようになる。矢張り、一樹の存在は大きい。
再び過去の朔。
亜紀はビニールの中から一時的だが解放され、病院の庭を歩いていた。そこで、自分と同じ点滴を受けている青年・真島と出会う。
亜紀が真島との何気ない会話の最中、朔が来るまで見せていた不安気な表情は間違いなく点滴の種類の所為だったんだろう。何せ、亜紀は一ヶ月間も辛い治療を受けながらも偽りの病名を教えられているのだから。また、亜紀が「再生不良性貧血」という自分の病名を告げた後の真島の表情が一瞬曇ったのも、勘の鋭い亜紀は見逃さなかった。しかし真島に「一緒の病気だったら大変だよ、俺、白血病だもん」と言われたもんだから余計に不安になる。
ここ、朔が来なかったらもっと早く亜紀が崩壊していただろうな…。
絶妙なタイミングで朔が亜紀を見つけるけれど、真島はとっくに亜紀が白血病だと気付いていたものね。言わなかっただけ、真島は偉い。若い二人の「彼氏です」「朔ちゃん!……彼氏です」という初々しい遣り取りを笑っていたし。
亜紀は真島と仲良くなり、闘病生活の辛さを話しに真島の病室までやって来ると、真島に詩を渡す。その詩は、亜紀が朔と出会ったあの日に亜紀が弔辞で読んだアポリジニの詩だった。
そして真島の持っていた医学書を見て亜紀は愕然とする。
真島は亜紀の辛さを引き立たせる為だけだったの?と思ったが違った。真島の気持ちを受け取った亜紀のアポリジニの絵本が最終話で朔を救うことになるんだから。
朔がわざと持って来なかった(のを察した)亜紀が、真島の机に上にあった医学書を「見せて下さい」と言って真島が一瞬戸惑うんだよね。でも貸す、と言うことは「真実は先に知って置いたほうがいい」という先輩からの助言だったのだろうか。
亜紀が「再生不良性貧血」という病名を医学書で探しあてる、しかしそこには「バカにすんな!」と大きな文字で書かれていた。医学書の持ち主は真島である。つまり、真島も最初は再生不良性貧血という偽りの病名を教えられたのだ。
真島の優しさが現れているのが、それを知り不安になった亜紀に「でも、廣瀬さんがそうだとは限らないよ。現に、再生不良性貧血っていう病気も存在するわけだし。」と言う言葉だったと思う。
次の日、亜紀は病室に来た朔に「私、白血病なんだって。先生に聞いちゃった。」と嘘をつく。亜紀の言葉を受けて動揺し「でも、亜紀の両親も悪気があったわけじゃなくて、」と朔は見事に亜紀のかまに掛かって亜紀が白血病だということをバラしてしまう。
これ、やっちゃうんだよね……本当は知りたくないのに。
亜紀は勘の鋭い子だから誰かを引っ掛けて告知される前に病名を知るとは思っていたけど、まさか恋人にかまを掛けるとは……。でも、ここで亀裂の入らない二人が切ないなぁ。
「嘘つくの疲れたでしょ?」と朔を気遣いながらも不安でいっぱいの亜紀と、完全に落ち込んでいる朔。しかしそんな朔に亜紀は「ありがとう、朔ちゃん」とまで言うんだもの、朔も責める訳にはいかなくなるだろう。
朔は亜紀の両親に本当の病名をバラしてしまったことを告げ、亜紀の両親に感謝の言葉を言われるが朔は更に落ち込んでしまう。
亜紀の両親は、最愛の娘に向かっての白血病という病名の告知という残酷な任務を朔が果たしてくれた事によって、少しは肩の荷がおりたということもあって「ありがとう」と言ったのだろうけど、朔の心には深い傷が残っただろうな……。
最愛の人を苦しめる言葉を放ったのは、他でもない自分なのだから。
その夜、亜紀は病室で修学旅行のファイルを床に叩き落とし、拳を握りながら「何で…何でさ……」と堪えるように泣く。
亜紀って、多分普通の高校二年生より精神年齢が高いし、強気な性格も災いしてか気丈に振る舞うのよね周囲には……。だからこそ、こういう一人の時に爆発してしまうんだと思う。修学旅行になんて行ける筈がないのに、と思った亜紀のやるせなさは筆舌に尽くし難い。
しかし次の日、一時退院が許された亜紀はケロリとした顔で学校へと登校して来る。驚くクラスメイトと谷田部先生。そして勿論、昨日のことを知っている朔。
亜紀ってこういう子なんだよなぁ……。切ない。
続きます。
世中愛叫七話
ついに来たか…という感じの回だった。
すみません、七話って凄い思い入れが深いので二回に分けて語らせて戴きます。最初に言って置いたほうがえぇかなぁ、と思いまして……。
入水自殺を計った現代朔は、矢張り死に切れなかった自分の弱さを責め、夜の海に浮かぶ月を眺める。思い出されるのは、あの日の亜紀の言葉。
「大丈夫だよ朔ちゃん、夜はいつか必ず明けるんだよ。」
その言葉に、朔は失った世界の中で再びあの日のことを思い出す。
入水自殺を計る朔、と言うのは七話のクライマックスシーンに繋がる(亜紀の入水自殺未遂)に繋がる訳だけれど、現代に取り残された朔が、ぼんやりと17年前の美しい廣瀬亜紀の姿を思い出しているだけで涙腺が緩んだ。
この人、本当に死んでしまっている……。
砂浜に倒れこんで咽こんでいる事で「生きている」と実感出来るだけであって、この人の瞳の中には廣瀬亜紀が住んでいる。廣瀬亜紀はもうこの世に居ないというのに。
その現実さえ直視出来ずに17年間辛い思いのまま過ごしてきた男なんて、本当にこの世に居るのかと思ってしまう。実際、私は原作を読んでいても「こんな男、実際には居ないだろうなぁ」と思った。
十数年間も亡くなった恋人の事を想い続ける男なんて空想の中の人物でしか無いと思っていた。同名の映画を観ても、その思いは変わらなかったが七話でようやく「亡くなった恋人を17年間想い続ける男」が実在するかも知れない、と思うことが出来た。
ここまで悲惨で、ここまで濃い三ヶ月間を過ごした相手だ。
六話のラストで「この声の為なら何でもしようと思った。もしも亜紀が笑えるのなら、僕は一生笑えなくていい。もしも亜紀が泣きたいのなら、僕は一生我慢する。もしも亜紀の為に死ねと言われたら喜んで死んでやろう」と過去朔が語っていたけれど、そこまで亜紀のことを想い、そしてこれからも一ヵ月半その想いの強さは止まることを知らなく、最後は狂気的な愛にまで成っていった。そして、亜紀が死んだと同時に朔の心も死んでしまった。
こんな思い出があるのなら、17年も引きずっても当然かも知れないと思えた。
一樹は再び東京に戻るが、自分の誕生日に朔が祝いに来てくれないと悲しむ。そして明希と自分の写真を見て、一樹は一人で松崎へと向かう。
明希の腹に、一樹という子供が宿らなかったら朔と明希は「大学時代の同級生」でしか無かっただろう。心が死んでしまった朔が、初めて他人に生命の息吹を与えたのが一樹なのだ。勿論、一樹の父親が朔ではない。でも実際のところは、朔と言っても過言ではないだろう。
亜紀のいない世界で老人の様に生きている朔に、貴方は生きているんだよと伝えてきたのは間違いなく明希と一樹だ。しかし明希は大人だ。分別もあり、あそこまで重いエピソードを聞かされては身を引いてしまうしかない。けれど息子の一樹は違う。朔が居る世界で生まれた一樹にとって、朔はかけがえのない人だった。
本当の父親ではないと判っていても、朔と一緒に居たいという一樹の気持ちが朔を揺るがすことになる。
そして、明希も、もう一度、廣瀬亜紀と向き合うことが出来るようになる。矢張り、一樹の存在は大きい。
再び過去の朔。
亜紀はビニールの中から一時的だが解放され、病院の庭を歩いていた。そこで、自分と同じ点滴を受けている青年・真島と出会う。
亜紀が真島との何気ない会話の最中、朔が来るまで見せていた不安気な表情は間違いなく点滴の種類の所為だったんだろう。何せ、亜紀は一ヶ月間も辛い治療を受けながらも偽りの病名を教えられているのだから。また、亜紀が「再生不良性貧血」という自分の病名を告げた後の真島の表情が一瞬曇ったのも、勘の鋭い亜紀は見逃さなかった。しかし真島に「一緒の病気だったら大変だよ、俺、白血病だもん」と言われたもんだから余計に不安になる。
ここ、朔が来なかったらもっと早く亜紀が崩壊していただろうな…。
絶妙なタイミングで朔が亜紀を見つけるけれど、真島はとっくに亜紀が白血病だと気付いていたものね。言わなかっただけ、真島は偉い。若い二人の「彼氏です」「朔ちゃん!……彼氏です」という初々しい遣り取りを笑っていたし。
亜紀は真島と仲良くなり、闘病生活の辛さを話しに真島の病室までやって来ると、真島に詩を渡す。その詩は、亜紀が朔と出会ったあの日に亜紀が弔辞で読んだアポリジニの詩だった。
そして真島の持っていた医学書を見て亜紀は愕然とする。
真島は亜紀の辛さを引き立たせる為だけだったの?と思ったが違った。真島の気持ちを受け取った亜紀のアポリジニの絵本が最終話で朔を救うことになるんだから。
朔がわざと持って来なかった(のを察した)亜紀が、真島の机に上にあった医学書を「見せて下さい」と言って真島が一瞬戸惑うんだよね。でも貸す、と言うことは「真実は先に知って置いたほうがいい」という先輩からの助言だったのだろうか。
亜紀が「再生不良性貧血」という病名を医学書で探しあてる、しかしそこには「バカにすんな!」と大きな文字で書かれていた。医学書の持ち主は真島である。つまり、真島も最初は再生不良性貧血という偽りの病名を教えられたのだ。
真島の優しさが現れているのが、それを知り不安になった亜紀に「でも、廣瀬さんがそうだとは限らないよ。現に、再生不良性貧血っていう病気も存在するわけだし。」と言う言葉だったと思う。
次の日、亜紀は病室に来た朔に「私、白血病なんだって。先生に聞いちゃった。」と嘘をつく。亜紀の言葉を受けて動揺し「でも、亜紀の両親も悪気があったわけじゃなくて、」と朔は見事に亜紀のかまに掛かって亜紀が白血病だということをバラしてしまう。
これ、やっちゃうんだよね……本当は知りたくないのに。
亜紀は勘の鋭い子だから誰かを引っ掛けて告知される前に病名を知るとは思っていたけど、まさか恋人にかまを掛けるとは……。でも、ここで亀裂の入らない二人が切ないなぁ。
「嘘つくの疲れたでしょ?」と朔を気遣いながらも不安でいっぱいの亜紀と、完全に落ち込んでいる朔。しかしそんな朔に亜紀は「ありがとう、朔ちゃん」とまで言うんだもの、朔も責める訳にはいかなくなるだろう。
朔は亜紀の両親に本当の病名をバラしてしまったことを告げ、亜紀の両親に感謝の言葉を言われるが朔は更に落ち込んでしまう。
亜紀の両親は、最愛の娘に向かっての白血病という病名の告知という残酷な任務を朔が果たしてくれた事によって、少しは肩の荷がおりたということもあって「ありがとう」と言ったのだろうけど、朔の心には深い傷が残っただろうな……。
最愛の人を苦しめる言葉を放ったのは、他でもない自分なのだから。
その夜、亜紀は病室で修学旅行のファイルを床に叩き落とし、拳を握りながら「何で…何でさ……」と堪えるように泣く。
亜紀って、多分普通の高校二年生より精神年齢が高いし、強気な性格も災いしてか気丈に振る舞うのよね周囲には……。だからこそ、こういう一人の時に爆発してしまうんだと思う。修学旅行になんて行ける筈がないのに、と思った亜紀のやるせなさは筆舌に尽くし難い。
しかし次の日、一時退院が許された亜紀はケロリとした顔で学校へと登校して来る。驚くクラスメイトと谷田部先生。そして勿論、昨日のことを知っている朔。
亜紀ってこういう子なんだよなぁ……。切ない。
続きます。
判る人きっと居ないな(苦笑)<タイトル
と、云うことでも何もないですが世中愛叫3巻第五話レビュー。
もう日付滅茶苦茶ですけど気にしないで下さい………。
大人朔は明希に廣瀬亜紀の存在を訊かれ、一度は喋ることを戸惑うが明希の言葉によって、話してみようと初めて思うことが出来た。そして翌日、一樹と帰宅用のフェリーを待つ明希に朔太郎は亜紀との思い出を遂に話し始める。
ここ、大人の朔、小林明希の科白がとても良かったのを覚えている。放送当初、上手いなぁと膝を打ちたくなったのを本当によく覚えている。亜紀のことを話すのを戸惑う朔の気持ちを酌んで「ほら、お米買って家に帰る時に、重くって、いっつも誰かに一緒に持って貰えたら少しは軽くなるのになぁって思うっていうか、その、あーもう私何言ってんだろう…」というのが、明希らしい言葉だな、と。そして朔を導く科白だなぁと思った。
桜井幸子以外にこの役は考えられない。しっとりした雰囲気と落ち着いた独特の口調は、確実に朔を明るい未来に導いてくれるだろうなと思える。同じアキだが明るい希望、と書く明希なのは、きちんとこの意味なんだろう。
朔が思い出した「一番幸せだった時のこと」で再び過去朔に戻る。
ついに夢島。原作、又は映画を先に知っている人なら「あぁ、ついに来たか…」という感じ。
亜紀と朔は、更に仲を深めていた。坊主から「あーもう痒いんだよお前ら!」と怒られる程に(大笑)ここの坊主大好きだわぁ。江本くんってお父さんの血を継いでるのか、本当に独特な雰囲気あって良いわぁ。
そんな折、亜紀が風邪でダウンしてしまう。そして時同じくして東京へ行ったスケちゃんが松崎へと帰って来る。スケちゃんはトモヨに「アキに謝りなさいよ」と怒られ、亜紀の高校最後の陸上大会の予選を自分の身勝手な行動で邪魔してしまったことを知り、奢りと言うことで父親から船を借りて夢島に皆で行こうと提案してくれた。
スケちゃんったら…(笑)もう大好きだけどさ、スケちゃん(笑)
東京の彼女(しかもお水)に会いに行ったら本当は違う男居たって……「かっこ悪い。そりゃお前かっこ悪いよ(by坊主)」だよ(笑)あっけらかんとして帰って来たけど、本当は迷ったろうなぁ。一度その土地から離れると帰れなくなるもんだもんね。
夢島へのキャンプ計画が上がったことを知った朔は、亜紀を誘うが、亜紀は高熱を出して行けそうにもない状態だった。遂には病院へと血液検査を受けに行き、要再検査の結果が出てしまう。しかし再検査の連絡を受けた亜紀は、再検査という結果を両親に隠してしまう。
この、再検査の電話を受けた時の亜紀の表情が凄い印象的。
「再検査が必要なんですが」と言われてから、咄嗟に「姉」と名乗り嘘をつく亜紀の気持ちはよく判る。朔とキャンプに行きたい気持ちもあっただろうが、ここの場面は、ここ最近自分の体に襲い掛かっていた異変を示すような「再検査」という言葉に怖がっている様にしか見えなかった。
そしてその恐怖から亜紀は、キャンプに行けないと朔に電話をするが朔の落ち込む声を聞き、そして病気で弱っている時だからこそ朔に会いたい気持ち一心で、置き手紙を残して夢島へと行ってしまう。
坊主がお坊さんになるのを嫌がって断髪式の待つ(笑)「明後日」って言ったのがキッカケでキャンプの面子全員が焦ったのに、坊主が行けなくなってから、偶数になったことでトモヨもキャンセルする辺りが青春だわぁ。何だかんだ言って、まだ好きなのねスケちゃんのこと。「あんなこともあったしさ、私も一応年頃の女っていうか…」っていう時のモトカリちゃんの顔がキレイでしたよん。
トモヨは当初は「朔と亜紀と私と坊主と龍之介」だと思っていたのに坊主が抜けたことによってダブルデートみたいに成ったのが怖かったのね。龍之介もトモヨを泣かした罪悪感もあってか素直にキャンセルOKしちゃうし。となると展開は一つしか無いわけで……。
夢島へ出かけた三人は、船を持ち出したのが父親にバレたので明日迎えに来ると言う龍之介に夢島に置いてきぼりにされてしまう。そしてキャンプの用意だけはシッカリしていたので、ちゃっかり二人で楽しむ二人。
もう、ここの一連のシーンは「あー可愛い可愛い」としか言えなかった。海ではしゃぐ二人とか、家事が下手な亜紀を見て朔がビックリしたり、二人で一生懸命作った料理食べたり、島を探検をしてみたり。
朔の方がフツーな家だから(笑)料理に手馴れてて、病み上がりの亜紀に生姜湯を作ってあげたシーンが良かった。亜紀はまだ熱もそんなに下がっていないんだよねホントは…だからこういう朔の優しさが身に染みるわけで。切ないなぁ。生姜湯を渡されて驚いた亜紀に「えっ、生姜湯嫌い?」と聞いた朔に「大好き…。大好き。」と二回言ったのが可愛かったなぁ。泣いてるし。
弱ってる時って人の優しさが身に染みんだよねぇ。判る。しかも恋人なんだから余計に身に染みただろうなぁ。
夜、朔と亜紀は島にあったタイムポストに十年後のお互いへメッセージを入れる。しかし夜中に突然起きた亜紀が「電話鳴ってる」と言って朔を連れ出し、偶然自然のホタルが集まる場所を見つけて二人は喜ぶ。
この「電話鳴ってる」という亜紀の言葉に「え、何も鳴ってないじゃん」と言った朔。九話が来るまで判らない伏線だったのだけれど、白血病の症状だったのか……。耳鳴りね…。
亜紀が「幸せすぎる」と言って泣いていたシーンは可哀相だった。
でも人間って凄い絶好調の時に、最悪な状態になったりするもんね。亜紀のこの時の涙は自分が死んでしまうとまでは思って居なくても、何かあるんじゃないだろうかと悟っていたのかも知れない。朔は困惑していただけだが、見ている側には「亜紀は幸せだから泣いている」と言うより「幸せが怖くて泣いている」と伝わってきた。
松崎の本当の自然な風景も凄く良い。ロケじゃないとこの綺麗さは出ないもんね。キャスト全員、伊豆なんていう遠い場所に通うのに苦労しただろうなぁ毎日(苦笑)
まぁまぁ、そこはクレッシェンドということで……(トモヨ口調)
再び大人朔へとリバースし、明希は帰りのフェリーの中で二人の話を思い出して「アキは一人でいいんだなぁ」と零す。
そして朔は明希に「まだそのカセット、残ってるんじゃないかな」と言われ、夢島へと探しに行く。そこには、割れて形を失ったタイムポストと一緒にアキから自分へのメッセージ入りテープが落ちていた。
そして中には、明希の元へと行かないでとでも言うような亜紀のメッセージが入っていた。
十七年前に置いたメッセージ入りテープが、ボロボロだけれど見つかって、ところどころ途切れている亜紀の声が語る言葉が痛かった。「幸せって単純なことだね。私がいて、朔ちゃんがいることなんだね。」と語る十七年前の亜紀から「手を繋いでかたちないものとし生きる」朔はいつ訪れるのだろうか。
最後の最後、龍之介が迎えに来てくれた船に乗る時に亜紀が倒れた。もうそりゃあ見事に後ろへバターン、と。
とうとう亜紀に白血病が襲い掛かった。折り返し地点で、これから辛くなるぞというスタッフの意気込みが感じられた。
余談だけど、タイムリーで毎週泣いていた私は、予告(つまり六話)での「会いたいよぉ」という亜紀ちゃんの声に更にやられてしまった。切なすぎる。
と、云うことでも何もないですが世中愛叫3巻第五話レビュー。
もう日付滅茶苦茶ですけど気にしないで下さい………。
大人朔は明希に廣瀬亜紀の存在を訊かれ、一度は喋ることを戸惑うが明希の言葉によって、話してみようと初めて思うことが出来た。そして翌日、一樹と帰宅用のフェリーを待つ明希に朔太郎は亜紀との思い出を遂に話し始める。
ここ、大人の朔、小林明希の科白がとても良かったのを覚えている。放送当初、上手いなぁと膝を打ちたくなったのを本当によく覚えている。亜紀のことを話すのを戸惑う朔の気持ちを酌んで「ほら、お米買って家に帰る時に、重くって、いっつも誰かに一緒に持って貰えたら少しは軽くなるのになぁって思うっていうか、その、あーもう私何言ってんだろう…」というのが、明希らしい言葉だな、と。そして朔を導く科白だなぁと思った。
桜井幸子以外にこの役は考えられない。しっとりした雰囲気と落ち着いた独特の口調は、確実に朔を明るい未来に導いてくれるだろうなと思える。同じアキだが明るい希望、と書く明希なのは、きちんとこの意味なんだろう。
朔が思い出した「一番幸せだった時のこと」で再び過去朔に戻る。
ついに夢島。原作、又は映画を先に知っている人なら「あぁ、ついに来たか…」という感じ。
亜紀と朔は、更に仲を深めていた。坊主から「あーもう痒いんだよお前ら!」と怒られる程に(大笑)ここの坊主大好きだわぁ。江本くんってお父さんの血を継いでるのか、本当に独特な雰囲気あって良いわぁ。
そんな折、亜紀が風邪でダウンしてしまう。そして時同じくして東京へ行ったスケちゃんが松崎へと帰って来る。スケちゃんはトモヨに「アキに謝りなさいよ」と怒られ、亜紀の高校最後の陸上大会の予選を自分の身勝手な行動で邪魔してしまったことを知り、奢りと言うことで父親から船を借りて夢島に皆で行こうと提案してくれた。
スケちゃんったら…(笑)もう大好きだけどさ、スケちゃん(笑)
東京の彼女(しかもお水)に会いに行ったら本当は違う男居たって……「かっこ悪い。そりゃお前かっこ悪いよ(by坊主)」だよ(笑)あっけらかんとして帰って来たけど、本当は迷ったろうなぁ。一度その土地から離れると帰れなくなるもんだもんね。
夢島へのキャンプ計画が上がったことを知った朔は、亜紀を誘うが、亜紀は高熱を出して行けそうにもない状態だった。遂には病院へと血液検査を受けに行き、要再検査の結果が出てしまう。しかし再検査の連絡を受けた亜紀は、再検査という結果を両親に隠してしまう。
この、再検査の電話を受けた時の亜紀の表情が凄い印象的。
「再検査が必要なんですが」と言われてから、咄嗟に「姉」と名乗り嘘をつく亜紀の気持ちはよく判る。朔とキャンプに行きたい気持ちもあっただろうが、ここの場面は、ここ最近自分の体に襲い掛かっていた異変を示すような「再検査」という言葉に怖がっている様にしか見えなかった。
そしてその恐怖から亜紀は、キャンプに行けないと朔に電話をするが朔の落ち込む声を聞き、そして病気で弱っている時だからこそ朔に会いたい気持ち一心で、置き手紙を残して夢島へと行ってしまう。
坊主がお坊さんになるのを嫌がって断髪式の待つ(笑)「明後日」って言ったのがキッカケでキャンプの面子全員が焦ったのに、坊主が行けなくなってから、偶数になったことでトモヨもキャンセルする辺りが青春だわぁ。何だかんだ言って、まだ好きなのねスケちゃんのこと。「あんなこともあったしさ、私も一応年頃の女っていうか…」っていう時のモトカリちゃんの顔がキレイでしたよん。
トモヨは当初は「朔と亜紀と私と坊主と龍之介」だと思っていたのに坊主が抜けたことによってダブルデートみたいに成ったのが怖かったのね。龍之介もトモヨを泣かした罪悪感もあってか素直にキャンセルOKしちゃうし。となると展開は一つしか無いわけで……。
夢島へ出かけた三人は、船を持ち出したのが父親にバレたので明日迎えに来ると言う龍之介に夢島に置いてきぼりにされてしまう。そしてキャンプの用意だけはシッカリしていたので、ちゃっかり二人で楽しむ二人。
もう、ここの一連のシーンは「あー可愛い可愛い」としか言えなかった。海ではしゃぐ二人とか、家事が下手な亜紀を見て朔がビックリしたり、二人で一生懸命作った料理食べたり、島を探検をしてみたり。
朔の方がフツーな家だから(笑)料理に手馴れてて、病み上がりの亜紀に生姜湯を作ってあげたシーンが良かった。亜紀はまだ熱もそんなに下がっていないんだよねホントは…だからこういう朔の優しさが身に染みるわけで。切ないなぁ。生姜湯を渡されて驚いた亜紀に「えっ、生姜湯嫌い?」と聞いた朔に「大好き…。大好き。」と二回言ったのが可愛かったなぁ。泣いてるし。
弱ってる時って人の優しさが身に染みんだよねぇ。判る。しかも恋人なんだから余計に身に染みただろうなぁ。
夜、朔と亜紀は島にあったタイムポストに十年後のお互いへメッセージを入れる。しかし夜中に突然起きた亜紀が「電話鳴ってる」と言って朔を連れ出し、偶然自然のホタルが集まる場所を見つけて二人は喜ぶ。
この「電話鳴ってる」という亜紀の言葉に「え、何も鳴ってないじゃん」と言った朔。九話が来るまで判らない伏線だったのだけれど、白血病の症状だったのか……。耳鳴りね…。
亜紀が「幸せすぎる」と言って泣いていたシーンは可哀相だった。
でも人間って凄い絶好調の時に、最悪な状態になったりするもんね。亜紀のこの時の涙は自分が死んでしまうとまでは思って居なくても、何かあるんじゃないだろうかと悟っていたのかも知れない。朔は困惑していただけだが、見ている側には「亜紀は幸せだから泣いている」と言うより「幸せが怖くて泣いている」と伝わってきた。
松崎の本当の自然な風景も凄く良い。ロケじゃないとこの綺麗さは出ないもんね。キャスト全員、伊豆なんていう遠い場所に通うのに苦労しただろうなぁ毎日(苦笑)
まぁまぁ、そこはクレッシェンドということで……(トモヨ口調)
再び大人朔へとリバースし、明希は帰りのフェリーの中で二人の話を思い出して「アキは一人でいいんだなぁ」と零す。
そして朔は明希に「まだそのカセット、残ってるんじゃないかな」と言われ、夢島へと探しに行く。そこには、割れて形を失ったタイムポストと一緒にアキから自分へのメッセージ入りテープが落ちていた。
そして中には、明希の元へと行かないでとでも言うような亜紀のメッセージが入っていた。
十七年前に置いたメッセージ入りテープが、ボロボロだけれど見つかって、ところどころ途切れている亜紀の声が語る言葉が痛かった。「幸せって単純なことだね。私がいて、朔ちゃんがいることなんだね。」と語る十七年前の亜紀から「手を繋いでかたちないものとし生きる」朔はいつ訪れるのだろうか。
最後の最後、龍之介が迎えに来てくれた船に乗る時に亜紀が倒れた。もうそりゃあ見事に後ろへバターン、と。
とうとう亜紀に白血病が襲い掛かった。折り返し地点で、これから辛くなるぞというスタッフの意気込みが感じられた。
余談だけど、タイムリーで毎週泣いていた私は、予告(つまり六話)での「会いたいよぉ」という亜紀ちゃんの声に更にやられてしまった。切なすぎる。
世中愛叫の七話のレビュー後半に行きたいと思います。
ケロリとした顔で学校へ登校して来た亜紀は、腫れ物に触るような周囲の態度で更に落ち込んでしまう。
そんな亜紀を見かねた朔が午後の授業をサボって遊ぼうと提案する。
亜紀が登校したと知った途端に、谷田部先生の話題が修学旅行からそれたことの意味や、一ヶ月以上来なかった教室の中で自分が置いてきぼりにされていることも、友人達にさえ気を遣わせてしまって居ることを、亜紀は敏感だから感じ取ることが出来たんだろうな。
けど亜紀には朔が居るから。朔は一ヶ月もの間に、亜紀を守る存在に変わった。亜紀の細かい表情一つで何を思っているのか判るようにさえ成っていたんだと思う。
図書室で修学旅行の見学場所について盛り上がる同級生の声を聞きながら、虚しそうな表情の亜紀が切なかった。また、朔に声掛けられた時に嘘ぶって笑ってみせるんだもの……。
二人は午後の授業をサボり、テープを交換し告白した堤防でのんびりと過ごし、その後は亜紀が初めて松本家へと。
堤防での二人のやりとりも、凄い凄い可愛かったけど(一回も好きって言われてない、の下りは本当に可愛い)、朔の母親が帰るまでに洗濯物の畳み方で小喧嘩してる二人はもっと可愛かった(笑)
この頃から、はるかちゃんのダイエットの成果が見え始めたなぁ。
頬も少しこけ、セーラー服から伸びる腕は骨ばってしまっているし、身体の筋肉も全体的に落ちてきている。
6キロの減量と言っていたけど、元から細い身体を最終的にはあそこまで細くするのは大変だっただろうな……。
その夜、松本家で鍋をご馳走になる亜紀。しかし朔の母が自分の病気を知らないのを知った亜紀は、覚悟の上で自分の病名を自ら明かす。
このシーン、とても好きなのだけどその前に。
廣瀬家の亜紀のいない食卓が悲しかった……。この空間がずっと続いたのかと思うだけで胸がしめつけられた。「次、あるわよね…」と言った亜紀の母の言葉が、本当になってしまったのが非常に悲しい。
松本家は松本家で、涙の嵐だし。
亜紀が「あの、本当のこと言ってもいいですか」と少し低いトーンで言った時に、朔母以外全員が固まったもんね。「私、白血病なんです」と朔母に向かって言った時の亜紀の心境ったらない。
そして息子の初めての恋人が白血病だと知らされた母親の心境つったらもう……。けど、ここで引かなかった朔の母に泣いた。
「何であんたなんだよ、どうして仏さんそんな意地悪するかねぇ。ねぇ!?」って泣いたお母さんには私も泣いたよ……。亜紀の名前の由来が「白亜紀の亜紀」という話題から「そんないい名前貰って、大丈夫だからね」と言った朔母は本当に優しい人だなぁと思った。
しかもそれを受けて亜紀が泣きながら小さい声で「また来てもいいですか」って言うし。
その日の帰り道、堤防に寄った二人は何気ない会話を始める。
ここで「世界中を飛び回る絵本の編集者」になるのが夢だった亜紀の今の夢が「朔の家の朝ご飯を食べること」になっていて、朔は嬉しいフリをするけれど、ナレーションの朔は「それさえ、心のどこかで叶わないのではないかと」と言っている。
きっと2004年と1987年では、白血病の認識って全く違ったんだろうなぁ。うちの母親も「その当時は白血病=死ぬ、って感じだったよ」って言ってたし。
亜紀がここで、真島の言葉を借りてだけど「何かを失うことは、何かを得ることだと思わない?」と言い、「前の私だったら、今日のことこんなに喜べなかったと思う。」と語ったのが泣けた。
次の日、治療の終わった亜紀は悲惨な光景を目にする。
真島が急死していたのだ。そして真島の母から「息子の遺言で」と手渡されたスケッチブックとアポリジニの詩への返事を見て亜紀は愕然とする。
真島の死は、もう少し後かな?と思っていたけれど、それでもストーリー的には充分に真島は活躍したと思う。
白血病、というか、血液難病の治療って毎日やっていても、毎日「もういやだ」と思うぐらい痛いらしい。真島は急性ではない為、闘病生活を五年も続けていた。亜紀が驚いたもう一つの「真島は治療拒否をしていた」真実に、白血病の恐ろしさが現れていると思う。
夜がこんなに長く、朝が来るのがこんなに幸せだったと語っていた真島の姿は、もうそこにはない。この時、亜紀が病気の症状で軽い眩暈を起こしたが、それも次の展開への不安材料となったのだろう。
朔が病院に来ると、丁度亜紀の病室の近くで真と会い、亜紀の病室を二人で訪れる。しかしそこには、散乱した点滴や治療器具、そして亜紀の母しか居なかった。
急いで亜紀を探す朔と真。そして夜になる頃、ようやく朔は海で入水自殺を計ろうとしている亜紀を見つけ、止めようとする。
ここ、ずっと号泣。涙で画面が見えないぐらいに。
ずっと気丈に振舞っていた亜紀の精神が崩れてしまい、必死に朔が繋ぎとめている姿が痛々しすぎて。大好きな朔に声をかけられても海に向かうことを止めなかった亜紀の表情といったらなかった。
そして追ってくる朔を払いのけての第一声の「今死んだって同じじゃない!!」にやられた。やられっぱなしだった。「どうせ死ぬんだったら、何で辛い治療受けなきゃいけないの。皆卒業して、社会に出て、結婚して、私そういうの横目で見ながら暮らすんだよ?僻んで、可哀相ねって言われて、いいことなんか一つもないのに惨めにいいこと探して…私そうやって暮らすんだよ!?一生だよ!?何で私がこんな目にあわなくちゃいけないの!!」と泣き叫んだ亜紀が痛々しくて。
はるかちゃんが、すっかり廣瀬亜紀に成ってしまっているから余計に泣ける。
「朔ちゃんだって思ってるくせに、私が死ぬって思ってるくせに!」と言った亜紀に「そうだよ、思ってるよ…思っちゃうよ!」と朔が返したのには驚いた。「思ってないよ!」って言うのが普通だから。
「でも俺の知ってる廣瀬亜紀は、鼻血出ても保健室行かないんだよ、雨の日でも弔辞読むんだよ、白血病でも自己ベスト更新すんだよ!だから、だから…絶対裏切るなよ」って、亜紀に言いながら自分に言い聞かせた朔も痛々しくて。弱々しい声で言いながらも、最後は言い聞かせるように大声で叫ぶ朔が痛々しすぎて……。
その言葉を聞いて崩れるように立ち止まった亜紀が泣きながら「はい」と小さく返事をした時は、もう恥ずかしいけど嗚咽交じりに泣いていた。「うん」でもなく「わかった」でもなく「はい」っていう言葉が、何かとても切なかった……。
再び現代朔。明け方、朔が実家に戻ると、家の前に一樹が居た。一人で来たらしい一樹は朔に抱き着き、思いを告げると朔は一樹を思い切り抱き締める。
「朔が居ないと、うちの写真増えないんだ。朔がいないと、僕もママも困るんだ」と泣きながら自分を求めた一樹に、朔は初めて「誰かに必要とされている」と思うことが出来たのかも知れない。
「僕のこと、嫌いになった?」と言った一樹を思い切り抱き締めて「大好きだよ」と言った朔。朔の世界に再び少しずつ色が戻ってきている。泣いてまで自分を求めた一樹に、あの日の自分を重ねたのかも知れない。
遠い夏の日、温もり、生きる喜び…という主題歌の意が見えはじめた。朔と亜紀が、本当の意味で幸せな形で手を取り合えるまでもう、少し。あと、少し。
この回って、映画とかにも出来そうなぐらい良い出来だったなぁ。大満足で大号泣。
ケロリとした顔で学校へ登校して来た亜紀は、腫れ物に触るような周囲の態度で更に落ち込んでしまう。
そんな亜紀を見かねた朔が午後の授業をサボって遊ぼうと提案する。
亜紀が登校したと知った途端に、谷田部先生の話題が修学旅行からそれたことの意味や、一ヶ月以上来なかった教室の中で自分が置いてきぼりにされていることも、友人達にさえ気を遣わせてしまって居ることを、亜紀は敏感だから感じ取ることが出来たんだろうな。
けど亜紀には朔が居るから。朔は一ヶ月もの間に、亜紀を守る存在に変わった。亜紀の細かい表情一つで何を思っているのか判るようにさえ成っていたんだと思う。
図書室で修学旅行の見学場所について盛り上がる同級生の声を聞きながら、虚しそうな表情の亜紀が切なかった。また、朔に声掛けられた時に嘘ぶって笑ってみせるんだもの……。
二人は午後の授業をサボり、テープを交換し告白した堤防でのんびりと過ごし、その後は亜紀が初めて松本家へと。
堤防での二人のやりとりも、凄い凄い可愛かったけど(一回も好きって言われてない、の下りは本当に可愛い)、朔の母親が帰るまでに洗濯物の畳み方で小喧嘩してる二人はもっと可愛かった(笑)
この頃から、はるかちゃんのダイエットの成果が見え始めたなぁ。
頬も少しこけ、セーラー服から伸びる腕は骨ばってしまっているし、身体の筋肉も全体的に落ちてきている。
6キロの減量と言っていたけど、元から細い身体を最終的にはあそこまで細くするのは大変だっただろうな……。
その夜、松本家で鍋をご馳走になる亜紀。しかし朔の母が自分の病気を知らないのを知った亜紀は、覚悟の上で自分の病名を自ら明かす。
このシーン、とても好きなのだけどその前に。
廣瀬家の亜紀のいない食卓が悲しかった……。この空間がずっと続いたのかと思うだけで胸がしめつけられた。「次、あるわよね…」と言った亜紀の母の言葉が、本当になってしまったのが非常に悲しい。
松本家は松本家で、涙の嵐だし。
亜紀が「あの、本当のこと言ってもいいですか」と少し低いトーンで言った時に、朔母以外全員が固まったもんね。「私、白血病なんです」と朔母に向かって言った時の亜紀の心境ったらない。
そして息子の初めての恋人が白血病だと知らされた母親の心境つったらもう……。けど、ここで引かなかった朔の母に泣いた。
「何であんたなんだよ、どうして仏さんそんな意地悪するかねぇ。ねぇ!?」って泣いたお母さんには私も泣いたよ……。亜紀の名前の由来が「白亜紀の亜紀」という話題から「そんないい名前貰って、大丈夫だからね」と言った朔母は本当に優しい人だなぁと思った。
しかもそれを受けて亜紀が泣きながら小さい声で「また来てもいいですか」って言うし。
その日の帰り道、堤防に寄った二人は何気ない会話を始める。
ここで「世界中を飛び回る絵本の編集者」になるのが夢だった亜紀の今の夢が「朔の家の朝ご飯を食べること」になっていて、朔は嬉しいフリをするけれど、ナレーションの朔は「それさえ、心のどこかで叶わないのではないかと」と言っている。
きっと2004年と1987年では、白血病の認識って全く違ったんだろうなぁ。うちの母親も「その当時は白血病=死ぬ、って感じだったよ」って言ってたし。
亜紀がここで、真島の言葉を借りてだけど「何かを失うことは、何かを得ることだと思わない?」と言い、「前の私だったら、今日のことこんなに喜べなかったと思う。」と語ったのが泣けた。
次の日、治療の終わった亜紀は悲惨な光景を目にする。
真島が急死していたのだ。そして真島の母から「息子の遺言で」と手渡されたスケッチブックとアポリジニの詩への返事を見て亜紀は愕然とする。
真島の死は、もう少し後かな?と思っていたけれど、それでもストーリー的には充分に真島は活躍したと思う。
白血病、というか、血液難病の治療って毎日やっていても、毎日「もういやだ」と思うぐらい痛いらしい。真島は急性ではない為、闘病生活を五年も続けていた。亜紀が驚いたもう一つの「真島は治療拒否をしていた」真実に、白血病の恐ろしさが現れていると思う。
夜がこんなに長く、朝が来るのがこんなに幸せだったと語っていた真島の姿は、もうそこにはない。この時、亜紀が病気の症状で軽い眩暈を起こしたが、それも次の展開への不安材料となったのだろう。
朔が病院に来ると、丁度亜紀の病室の近くで真と会い、亜紀の病室を二人で訪れる。しかしそこには、散乱した点滴や治療器具、そして亜紀の母しか居なかった。
急いで亜紀を探す朔と真。そして夜になる頃、ようやく朔は海で入水自殺を計ろうとしている亜紀を見つけ、止めようとする。
ここ、ずっと号泣。涙で画面が見えないぐらいに。
ずっと気丈に振舞っていた亜紀の精神が崩れてしまい、必死に朔が繋ぎとめている姿が痛々しすぎて。大好きな朔に声をかけられても海に向かうことを止めなかった亜紀の表情といったらなかった。
そして追ってくる朔を払いのけての第一声の「今死んだって同じじゃない!!」にやられた。やられっぱなしだった。「どうせ死ぬんだったら、何で辛い治療受けなきゃいけないの。皆卒業して、社会に出て、結婚して、私そういうの横目で見ながら暮らすんだよ?僻んで、可哀相ねって言われて、いいことなんか一つもないのに惨めにいいこと探して…私そうやって暮らすんだよ!?一生だよ!?何で私がこんな目にあわなくちゃいけないの!!」と泣き叫んだ亜紀が痛々しくて。
はるかちゃんが、すっかり廣瀬亜紀に成ってしまっているから余計に泣ける。
「朔ちゃんだって思ってるくせに、私が死ぬって思ってるくせに!」と言った亜紀に「そうだよ、思ってるよ…思っちゃうよ!」と朔が返したのには驚いた。「思ってないよ!」って言うのが普通だから。
「でも俺の知ってる廣瀬亜紀は、鼻血出ても保健室行かないんだよ、雨の日でも弔辞読むんだよ、白血病でも自己ベスト更新すんだよ!だから、だから…絶対裏切るなよ」って、亜紀に言いながら自分に言い聞かせた朔も痛々しくて。弱々しい声で言いながらも、最後は言い聞かせるように大声で叫ぶ朔が痛々しすぎて……。
その言葉を聞いて崩れるように立ち止まった亜紀が泣きながら「はい」と小さく返事をした時は、もう恥ずかしいけど嗚咽交じりに泣いていた。「うん」でもなく「わかった」でもなく「はい」っていう言葉が、何かとても切なかった……。
再び現代朔。明け方、朔が実家に戻ると、家の前に一樹が居た。一人で来たらしい一樹は朔に抱き着き、思いを告げると朔は一樹を思い切り抱き締める。
「朔が居ないと、うちの写真増えないんだ。朔がいないと、僕もママも困るんだ」と泣きながら自分を求めた一樹に、朔は初めて「誰かに必要とされている」と思うことが出来たのかも知れない。
「僕のこと、嫌いになった?」と言った一樹を思い切り抱き締めて「大好きだよ」と言った朔。朔の世界に再び少しずつ色が戻ってきている。泣いてまで自分を求めた一樹に、あの日の自分を重ねたのかも知れない。
遠い夏の日、温もり、生きる喜び…という主題歌の意が見えはじめた。朔と亜紀が、本当の意味で幸せな形で手を取り合えるまでもう、少し。あと、少し。
この回って、映画とかにも出来そうなぐらい良い出来だったなぁ。大満足で大号泣。
もう俺の頭はバラバラだよ!(えー!)
2005年2月6日 TV大人計画なノリで読んで下さい↑
えっと、世中愛叫のレビューをし始めた途端に来訪者が増えて驚いています…。ほぇぁーと言うのが、驚いた時の真の擬音だと思うんですが「ほぇあー!?」という感じです。軽い電波飛ばしてすいません。
ということで世中愛叫六話レビュー。
亜紀、遂に入院。急性白血病発覚……の、前に。
初期症状としてドラマに取り入れられてたものを上げてみます。
・口内炎
・眩暈
・鼻血
・治まらない微熱
・耳鳴り
・内出血斑
かな?多分。一番最初に症状として日常の中で取り上げられたのは口内炎でしたね。確か、二話。廣瀬家のシーンで亜紀ちゃんが何気に口の中を鏡で見ているシーンと、ラストの「口内炎があるの、三つも」のシーン。次が出血斑。三話で映し、四話でお母さんが気付いていた。運動部の亜紀ちゃんは「どっか打ったのかも」って言ってたけどこれも初期症状の一つ。前後するけど鼻血が三話のラストにあって、そのあとも何度か鼻血を出してる。治まらない微熱は五話での「風邪」のトコロ。実は風邪じゃないんだけどね……で、無理して夢島行った結果、最終初期症状の「耳鳴り」と。でもこれ、全部が後半への伏線としても繋がってるから凄い。
大人朔は、亜紀のテープをもう一度聴いたことで、より鮮烈にあの時のことを思い出していた。自分のせいで死んだのだと言い聞かせるようなナレーションと共に亜紀が倒れる先週のラストと繋がる。
ここ、非常に上手。しかも私は大人朔の「亜紀には、こんな下らない男に巡り合う時間しか許されなかったのだから」と語った瞬間に涙腺が緩んだ。亜紀は寧ろ幸せだったと思う。自分を追い詰めることで何も変わらないのは判っているのに自分を責める事でしか17年前の夢から覚めることが出来ないなんて、こんな男しか知らないで本当に幸せだったよ亜紀は。
亜紀の両親は、亜紀が急性白血病だと告知される。しかし亜紀のことを考えて、亜紀への告知は先送りにし「再生不良性貧血」という偽りの病名を亜紀は教えられる。
病院で目覚めた亜紀が、第一声で「朔は悪くない」と言い、朔は良い人間だと父親に話したのが切なかった。このドラマ、同名の映画がヒットしてる中、内容の運びは殆ど同じなのに何故こんなに人気が出たのか、又は何故「映画観ても何も」という人が、このドラマのこの世界に浸ることが出来たのかは、きっと亜紀や朔の周辺の人間関係まで丁寧に描いたからだろうな。
誰にでも共感出来るもんな、このドラマ。
きっと娘や息子が居る世代のお父さんやお母さんなら、夢島で倒れ、白血病と診断された怒りを17歳の少年にぶつけることでしか立っていられないという亜紀の父・真の言葉が判るんだろうな。
で、私ら世代の人間や、もしくは同じような大病を経験している人間からしたら「亜紀の幸せを考えるなら、親として亜紀が一番会いたがっている朔に会わせてあげるべきだ」と思うんだろうな。
また、一人知らされた朔の父親の辛さって言ったらないだろうに。
ずっと溜め込んだものが最終回での「うちのバカが」という涙に集約されていると思う。
朔は智世から亜紀の入院先の情報を聞き、すぐに病院に向かうがそこに居たのは疲れきった亜紀の両親の姿だった。そしてとうとう朔は、亜紀が白血病という病に侵されたことを知ってしまう。
このシーン、ずっと気丈に振舞っていた亜紀のお母さんが、まだ白血病ということを知らない朔が健気に「出来ることがあるなら何でもしますから」と懇願した時に、大声で「出来ることなんて簡単に言わないで!」と怒鳴ったのが良かった。泣けた。
看護してる側から見たら、当時は不治の病と言われていた白血病に侵される人間を見ていて「出来ること」なんて思いつかないだろう。ましてやそれが一人娘だ。朔のこの言葉は、ただの無神経な人間の言葉としか思えなくて当然かも知れない。
「君に何が出来るんだ」と詰られた朔が、呆然とそのまま突っ立っていたのも印象的だった。
亜紀が急性白血病に侵されたのが1987年。骨髄バンク設立が1993年。毎回最後に出ていたこのテロップの重みが、今回からグッと増す。
朔は亜紀の両親の気持ちを汲んで亜紀に会おうとしない。
しかし亜紀をどうすれば喜ばすことが出来るか考え、亜紀がジュリエット役だった学園祭での劇の演出をガラリとお笑いに変えて、それを病室の亜紀に見せることを思いつく。
友達っていいよねぇ。スケちゃんと智世とボウズの三人の力が無かったら、朔はずっとグチグチしたまんまだったろうな。谷田部先生の「私が親でも、そんなやつと会って欲しくないな」という叱咤激励の言葉も効いただろう。
しかもジュリエット海とロミオ乃富士って(大笑)
智世は恥ずかしいって言って何故かスケちゃんがジュリエットだし(大笑)大体クラス違ぇだろ、ってツッコミは誰もがしたよ(笑)
文化祭の前日、主役の二人と効果音の智世は友人として一ヶ月ぶりに亜紀に会う。そして朔が演出した舞台を見て亜紀はたくさん笑い、その間に朔の父が亜紀の父に夢島での二人の写真を届ける。そして真は病院の前で三人の帰りを待っていた朔に亜紀の病室を教え、亜紀と会うのを許可する。
夢島での亜紀の笑顔が、自分でも見たことないぐらいに幸せそうな顔だった時の父親の心境って辛いだろうな……。「こんな知らされ方は不愉快だよ」と皮肉めいて言っていたけど、あれ半分本音だろうな(苦笑)
朔は急いで亜紀の病室へと行き、やっと二人は再会する。
亜紀は朔に抱きつき「朔ちゃん」と言いながら涙を流す。
こんなシーンを見せられちゃ(見せられてないけどさ)、両親だとしてもこの二人を応援せざる得ないよな〜と言うぐらい良いシーン。
病室に走った朔がいきなり亜紀に会うという展開じゃないのも良かった。トントン、プニっていうあの悪戯、きっと朔の後姿を見た亜紀は嬉しくてそうしたんだろうなぁ。
もう絶対に亜紀だっていう顔して振り返る朔の顔も良かった。山田くんは本当に上手いな〜。
「いっぱい笑って…」と言葉に詰まった亜紀を抱き締める朔が男らしかった。「この声の為なら何でもしようと思った。もしも亜紀が笑えるなら、僕は一生笑えなくていい。もしも亜紀が泣きたいのなら、僕は一生我慢する。もしも亜紀の代わりに死ねと言われたら喜んで死んでやろう。」なんて、普通だったら思えないもんね。
「浮気とかしてない…?」って聞く亜紀の声がまたか細くて切ないんだわなー。浮気するはずないだろう、と朔も見ている側としては思うんだけど(笑)
再び現代朔。「こんな人間は生きているのか死んでいるのか、そんなの決まっていた。17年前のあの日から」と言いながら夜の海へ入り、入水自殺を計ろうとする朔、で六話は幕切れする。
完全に時の止まった朔は、きっと次の回にあった悲惨なことまでも思い出したのだろう。緒形朔のナレーションは弱々しく、悲し気で、とても現代の朔の声だなぁとしみじみ毎回思っていた。
山田朔のナレーションはどこか力強いんだよね、対照的に。きっとそういう風に言うように言われてるんだろうけど。で、後半この対比が逆さまになるわけで……。
つまりこれからもっと辛い事になる過去の二人。そう思うと遣り切れなかった。
「会いたいよぉ、朔ちゃん…」と言うあの言葉だけで、充分涙腺緩んで泣きっぱなしだったのに。はるかちゃんが女優になってったのはこの辺りからだったなぁ。
えっと、世中愛叫のレビューをし始めた途端に来訪者が増えて驚いています…。ほぇぁーと言うのが、驚いた時の真の擬音だと思うんですが「ほぇあー!?」という感じです。軽い電波飛ばしてすいません。
ということで世中愛叫六話レビュー。
亜紀、遂に入院。急性白血病発覚……の、前に。
初期症状としてドラマに取り入れられてたものを上げてみます。
・口内炎
・眩暈
・鼻血
・治まらない微熱
・耳鳴り
・内出血斑
かな?多分。一番最初に症状として日常の中で取り上げられたのは口内炎でしたね。確か、二話。廣瀬家のシーンで亜紀ちゃんが何気に口の中を鏡で見ているシーンと、ラストの「口内炎があるの、三つも」のシーン。次が出血斑。三話で映し、四話でお母さんが気付いていた。運動部の亜紀ちゃんは「どっか打ったのかも」って言ってたけどこれも初期症状の一つ。前後するけど鼻血が三話のラストにあって、そのあとも何度か鼻血を出してる。治まらない微熱は五話での「風邪」のトコロ。実は風邪じゃないんだけどね……で、無理して夢島行った結果、最終初期症状の「耳鳴り」と。でもこれ、全部が後半への伏線としても繋がってるから凄い。
大人朔は、亜紀のテープをもう一度聴いたことで、より鮮烈にあの時のことを思い出していた。自分のせいで死んだのだと言い聞かせるようなナレーションと共に亜紀が倒れる先週のラストと繋がる。
ここ、非常に上手。しかも私は大人朔の「亜紀には、こんな下らない男に巡り合う時間しか許されなかったのだから」と語った瞬間に涙腺が緩んだ。亜紀は寧ろ幸せだったと思う。自分を追い詰めることで何も変わらないのは判っているのに自分を責める事でしか17年前の夢から覚めることが出来ないなんて、こんな男しか知らないで本当に幸せだったよ亜紀は。
亜紀の両親は、亜紀が急性白血病だと告知される。しかし亜紀のことを考えて、亜紀への告知は先送りにし「再生不良性貧血」という偽りの病名を亜紀は教えられる。
病院で目覚めた亜紀が、第一声で「朔は悪くない」と言い、朔は良い人間だと父親に話したのが切なかった。このドラマ、同名の映画がヒットしてる中、内容の運びは殆ど同じなのに何故こんなに人気が出たのか、又は何故「映画観ても何も」という人が、このドラマのこの世界に浸ることが出来たのかは、きっと亜紀や朔の周辺の人間関係まで丁寧に描いたからだろうな。
誰にでも共感出来るもんな、このドラマ。
きっと娘や息子が居る世代のお父さんやお母さんなら、夢島で倒れ、白血病と診断された怒りを17歳の少年にぶつけることでしか立っていられないという亜紀の父・真の言葉が判るんだろうな。
で、私ら世代の人間や、もしくは同じような大病を経験している人間からしたら「亜紀の幸せを考えるなら、親として亜紀が一番会いたがっている朔に会わせてあげるべきだ」と思うんだろうな。
また、一人知らされた朔の父親の辛さって言ったらないだろうに。
ずっと溜め込んだものが最終回での「うちのバカが」という涙に集約されていると思う。
朔は智世から亜紀の入院先の情報を聞き、すぐに病院に向かうがそこに居たのは疲れきった亜紀の両親の姿だった。そしてとうとう朔は、亜紀が白血病という病に侵されたことを知ってしまう。
このシーン、ずっと気丈に振舞っていた亜紀のお母さんが、まだ白血病ということを知らない朔が健気に「出来ることがあるなら何でもしますから」と懇願した時に、大声で「出来ることなんて簡単に言わないで!」と怒鳴ったのが良かった。泣けた。
看護してる側から見たら、当時は不治の病と言われていた白血病に侵される人間を見ていて「出来ること」なんて思いつかないだろう。ましてやそれが一人娘だ。朔のこの言葉は、ただの無神経な人間の言葉としか思えなくて当然かも知れない。
「君に何が出来るんだ」と詰られた朔が、呆然とそのまま突っ立っていたのも印象的だった。
亜紀が急性白血病に侵されたのが1987年。骨髄バンク設立が1993年。毎回最後に出ていたこのテロップの重みが、今回からグッと増す。
朔は亜紀の両親の気持ちを汲んで亜紀に会おうとしない。
しかし亜紀をどうすれば喜ばすことが出来るか考え、亜紀がジュリエット役だった学園祭での劇の演出をガラリとお笑いに変えて、それを病室の亜紀に見せることを思いつく。
友達っていいよねぇ。スケちゃんと智世とボウズの三人の力が無かったら、朔はずっとグチグチしたまんまだったろうな。谷田部先生の「私が親でも、そんなやつと会って欲しくないな」という叱咤激励の言葉も効いただろう。
しかもジュリエット海とロミオ乃富士って(大笑)
智世は恥ずかしいって言って何故かスケちゃんがジュリエットだし(大笑)大体クラス違ぇだろ、ってツッコミは誰もがしたよ(笑)
文化祭の前日、主役の二人と効果音の智世は友人として一ヶ月ぶりに亜紀に会う。そして朔が演出した舞台を見て亜紀はたくさん笑い、その間に朔の父が亜紀の父に夢島での二人の写真を届ける。そして真は病院の前で三人の帰りを待っていた朔に亜紀の病室を教え、亜紀と会うのを許可する。
夢島での亜紀の笑顔が、自分でも見たことないぐらいに幸せそうな顔だった時の父親の心境って辛いだろうな……。「こんな知らされ方は不愉快だよ」と皮肉めいて言っていたけど、あれ半分本音だろうな(苦笑)
朔は急いで亜紀の病室へと行き、やっと二人は再会する。
亜紀は朔に抱きつき「朔ちゃん」と言いながら涙を流す。
こんなシーンを見せられちゃ(見せられてないけどさ)、両親だとしてもこの二人を応援せざる得ないよな〜と言うぐらい良いシーン。
病室に走った朔がいきなり亜紀に会うという展開じゃないのも良かった。トントン、プニっていうあの悪戯、きっと朔の後姿を見た亜紀は嬉しくてそうしたんだろうなぁ。
もう絶対に亜紀だっていう顔して振り返る朔の顔も良かった。山田くんは本当に上手いな〜。
「いっぱい笑って…」と言葉に詰まった亜紀を抱き締める朔が男らしかった。「この声の為なら何でもしようと思った。もしも亜紀が笑えるなら、僕は一生笑えなくていい。もしも亜紀が泣きたいのなら、僕は一生我慢する。もしも亜紀の代わりに死ねと言われたら喜んで死んでやろう。」なんて、普通だったら思えないもんね。
「浮気とかしてない…?」って聞く亜紀の声がまたか細くて切ないんだわなー。浮気するはずないだろう、と朔も見ている側としては思うんだけど(笑)
再び現代朔。「こんな人間は生きているのか死んでいるのか、そんなの決まっていた。17年前のあの日から」と言いながら夜の海へ入り、入水自殺を計ろうとする朔、で六話は幕切れする。
完全に時の止まった朔は、きっと次の回にあった悲惨なことまでも思い出したのだろう。緒形朔のナレーションは弱々しく、悲し気で、とても現代の朔の声だなぁとしみじみ毎回思っていた。
山田朔のナレーションはどこか力強いんだよね、対照的に。きっとそういう風に言うように言われてるんだろうけど。で、後半この対比が逆さまになるわけで……。
つまりこれからもっと辛い事になる過去の二人。そう思うと遣り切れなかった。
「会いたいよぉ、朔ちゃん…」と言うあの言葉だけで、充分涙腺緩んで泣きっぱなしだったのに。はるかちゃんが女優になってったのはこの辺りからだったなぁ。
と、言う事でレビュー再開
2005年2月5日 TV「世界の中心で、愛をさけぶ」四話
ここで大人朔を盛り上げたのはとても良い事だったと思う。
全十一話の中で大人朔の魅力が活かされるのは一話と十一話だけだと思っていたから。つまり「亜紀を忘れなくては」という思いを胸に松崎に帰る大人朔が、過去朔に繋がり、過去朔が十話まで(正確に言えば十一話の過去朔ラストシーンまで)私達を魅了し、十一話終盤にて大人朔が踏ん切りをつけると思っていた。
こう書いて仕舞うと、その通りになったと言えばその通りになったのだけれど、丁度折り返し前地点の四話という非常に微妙な回数の時点で大人朔がどれ程苦悩して生きて来たか、どれほど廣瀬亜紀という人間を愛していたかを魅力的に視聴者に訴えた事で、大人朔は「過去朔の産物」では無くなった。
スケちゃんとトモヨの青春シーン一連、及びに朔と亜紀のイチャイチャ(笑)は見ていて「青春だなぁ」と思った。過去の人達の何が良いって、ちゃんと80年代の恋愛してるんだよね。不器用だけど真っ直ぐで。亜紀と朔に限らずで、トモヨやスケちゃんもボウズも委員長も(笑)
今回、亜紀が陸上部の練習を頑張っていたが、朔太郎はそのことまできちんと覚えていながら自分を責めていた。この人は、亜紀が死んでしまったことを全て自分の責任にする事で亜紀を救おうとしているのだ。
自分が苦しみなど、亜紀の病気の辛さに比べれば何ともないと思っているのかも知れない。大人朔が「遺灰を持っている理由」として映画版と決定的に違うのは「亜紀が死んだことを直視する為に」というところだ。
後者の大人朔は「遺灰を持っていることで、好きな人を忘れないようにしている」のだけれど、ドラマ大人朔は忘れる域にまで達していない。亜紀が死んだ事を直視することすら苦しく思い、しかし受け入れなくてはと思い悩み、時間の止まった中で一人17年間過ごしていたのだ。
こんな人に愛されて、亜紀は幸せだった。
「走るのって結局最後は一人なんだって思ってたけど違ったね」という亜紀の科白は、最終回への伏線であったのだから、本当に森下さんは凄い脚本を書いたもんだ。無駄が一切ないもんなぁ。
80年代ならではの音楽が流れていたのも良かった。
まだハイロウズがブルーハーツの時代。携帯電話などは無く、公衆電話での恋人との遣り取り。相手の実家に電話をするのもヒヤヒヤしていたあの時代は、素直な恋愛をしていた人が多いんだろうなぁ。携帯電話で何時間もぐちぐちと回りくどく好きだ好きだと言うんじゃなくてストレートに相手に好きと言う、言えない、のモジモジ感、みたいな。自分で書いててよく判らないけど、本当、80年代のような恋がしてみたいわぁ(笑)
大人朔が、再び学校を訪れ、担任だった谷田部先生に「もう?(廣瀬のことは忘れられたの?」と言われ「まだ…」と返し、遺灰の瓶を見せてから「もう無理だと思うんです」と泣き崩れるシーンは見ていて一緒に泣いてしまった。
「こんな17年があと何回あるのかと思うだけで…」と、人の前では崩れない朔が十数年ぶりに会った恩師により再び鮮烈に思い出した廣瀬亜紀を思って涙を流す。
この人の時計は完全に17年前でストップしているんだ。
それを現すかのように、過去のエピソードでは二人だけの100メートル走の亜紀の自己ベスト更新。あの場面で「かたちあるもの」を流すのは卑怯だよ、とは思うけど矢張り泣いてしまった。
何もかも忘れないどころか、17年前に死んだ恋人の死すら直視出来ていない男の想いの深さを思うだけで。
最後に、朔の父から廣瀬亜紀の存在を知った明希が「廣瀬亜紀さんって…」と言ったところでドラマが終わったのも良かった。ここで朔が「実は…」と言うと先が見えるし、「何でもない」と言うと今までの感動が冷めてしまう。
演出も非常に上手だ、やっぱり、と思わせてくれる。
矢張り去年のドラマの中ではダントツの出来じゃないんだろうか。
次回は遂に夢島か…。とうとうか…、という感じ。
この頃ぐらいから、はるかちゃんはダイエット始めたなぁと思いました。モトカリちゃんも充分綺麗で、再び共演してくんないかなぁ〜と思ったり(笑)
キレイな可愛いコ、と可愛いけど案外キレイなコ、ってう対照的なコンビって大好きだわ。それにモトカリちゃんって若手俳優の中では演技力ある方だよねぇ。滑舌も良いし、表情の演技も上手だし。
スケちゃんとはお似合いだけど、そこは上手くいかないもんよねぇと思ってみたり。ホントに、ホントに、お似合いなんだけど、くっつかないほうがお似合いな勢いでお似合いなんだよ、この二人(笑)
田中くんもモトカリちゃんも、勿論江本くんもだけど、主要の二人に限らずこの作品で演技力を鍛えられた若手は伸びるだろうなぁ。田中くんなんて一躍注目株の仲間入りだもんな。すげー。
あ、田中くんは、どっちも、ということで(笑)
ここで大人朔を盛り上げたのはとても良い事だったと思う。
全十一話の中で大人朔の魅力が活かされるのは一話と十一話だけだと思っていたから。つまり「亜紀を忘れなくては」という思いを胸に松崎に帰る大人朔が、過去朔に繋がり、過去朔が十話まで(正確に言えば十一話の過去朔ラストシーンまで)私達を魅了し、十一話終盤にて大人朔が踏ん切りをつけると思っていた。
こう書いて仕舞うと、その通りになったと言えばその通りになったのだけれど、丁度折り返し前地点の四話という非常に微妙な回数の時点で大人朔がどれ程苦悩して生きて来たか、どれほど廣瀬亜紀という人間を愛していたかを魅力的に視聴者に訴えた事で、大人朔は「過去朔の産物」では無くなった。
スケちゃんとトモヨの青春シーン一連、及びに朔と亜紀のイチャイチャ(笑)は見ていて「青春だなぁ」と思った。過去の人達の何が良いって、ちゃんと80年代の恋愛してるんだよね。不器用だけど真っ直ぐで。亜紀と朔に限らずで、トモヨやスケちゃんもボウズも委員長も(笑)
今回、亜紀が陸上部の練習を頑張っていたが、朔太郎はそのことまできちんと覚えていながら自分を責めていた。この人は、亜紀が死んでしまったことを全て自分の責任にする事で亜紀を救おうとしているのだ。
自分が苦しみなど、亜紀の病気の辛さに比べれば何ともないと思っているのかも知れない。大人朔が「遺灰を持っている理由」として映画版と決定的に違うのは「亜紀が死んだことを直視する為に」というところだ。
後者の大人朔は「遺灰を持っていることで、好きな人を忘れないようにしている」のだけれど、ドラマ大人朔は忘れる域にまで達していない。亜紀が死んだ事を直視することすら苦しく思い、しかし受け入れなくてはと思い悩み、時間の止まった中で一人17年間過ごしていたのだ。
こんな人に愛されて、亜紀は幸せだった。
「走るのって結局最後は一人なんだって思ってたけど違ったね」という亜紀の科白は、最終回への伏線であったのだから、本当に森下さんは凄い脚本を書いたもんだ。無駄が一切ないもんなぁ。
80年代ならではの音楽が流れていたのも良かった。
まだハイロウズがブルーハーツの時代。携帯電話などは無く、公衆電話での恋人との遣り取り。相手の実家に電話をするのもヒヤヒヤしていたあの時代は、素直な恋愛をしていた人が多いんだろうなぁ。携帯電話で何時間もぐちぐちと回りくどく好きだ好きだと言うんじゃなくてストレートに相手に好きと言う、言えない、のモジモジ感、みたいな。自分で書いててよく判らないけど、本当、80年代のような恋がしてみたいわぁ(笑)
大人朔が、再び学校を訪れ、担任だった谷田部先生に「もう?(廣瀬のことは忘れられたの?」と言われ「まだ…」と返し、遺灰の瓶を見せてから「もう無理だと思うんです」と泣き崩れるシーンは見ていて一緒に泣いてしまった。
「こんな17年があと何回あるのかと思うだけで…」と、人の前では崩れない朔が十数年ぶりに会った恩師により再び鮮烈に思い出した廣瀬亜紀を思って涙を流す。
この人の時計は完全に17年前でストップしているんだ。
それを現すかのように、過去のエピソードでは二人だけの100メートル走の亜紀の自己ベスト更新。あの場面で「かたちあるもの」を流すのは卑怯だよ、とは思うけど矢張り泣いてしまった。
何もかも忘れないどころか、17年前に死んだ恋人の死すら直視出来ていない男の想いの深さを思うだけで。
最後に、朔の父から廣瀬亜紀の存在を知った明希が「廣瀬亜紀さんって…」と言ったところでドラマが終わったのも良かった。ここで朔が「実は…」と言うと先が見えるし、「何でもない」と言うと今までの感動が冷めてしまう。
演出も非常に上手だ、やっぱり、と思わせてくれる。
矢張り去年のドラマの中ではダントツの出来じゃないんだろうか。
次回は遂に夢島か…。とうとうか…、という感じ。
この頃ぐらいから、はるかちゃんはダイエット始めたなぁと思いました。モトカリちゃんも充分綺麗で、再び共演してくんないかなぁ〜と思ったり(笑)
キレイな可愛いコ、と可愛いけど案外キレイなコ、ってう対照的なコンビって大好きだわ。それにモトカリちゃんって若手俳優の中では演技力ある方だよねぇ。滑舌も良いし、表情の演技も上手だし。
スケちゃんとはお似合いだけど、そこは上手くいかないもんよねぇと思ってみたり。ホントに、ホントに、お似合いなんだけど、くっつかないほうがお似合いな勢いでお似合いなんだよ、この二人(笑)
田中くんもモトカリちゃんも、勿論江本くんもだけど、主要の二人に限らずこの作品で演技力を鍛えられた若手は伸びるだろうなぁ。田中くんなんて一躍注目株の仲間入りだもんな。すげー。
あ、田中くんは、どっちも、ということで(笑)
世界っていうのは抱きしめてくれる人の腕の中のことで
2005年2月4日 TV
だから好きな人を失くすのは辛いんだね、おじいちゃん。
だけど、どうして、こんなに辛いんだろうね………
と、いうことで「世中愛叫」DVDの2巻のレビューをば。
三話
去年の夏、オンタイムで「今年一番好きな作品が来てくれた」と思いながら泣きまくった覚えがある。普段はふざけ合いながら泣いたりする居候も黙って泣いていた覚えがある。
「小林明希と申します。」のシーンで、朔の母親が明希と二人きりになった時に静かに「よかった。あの子、ずっと一人だと思ってたから…」と言ったところで涙腺が緩んだ。
朔は生きることに必死で、亜紀に17年も必死でいたけど親は違うんだ。親って悲しい存在だなぁと思う。親の心子知らずっていうか……朔はこれから、いっぱい親孝行して欲しいなぁ。
祖父・謙太郎が急死した。だが朔は身内でありながらもその事実が上手に理解出来ない。自分を可愛がってくれた最愛の祖父がこの世から居なくなった実感が沸かない。
そして手元に残ったのは、死んだら一緒に撒いてくれと言われた祖父の数十年前の恋人・サトの遺灰。しかし朔は、祖父の遺灰とサトの遺灰を一緒に持っているうちに、どんどんその重さに耐えられなくなる。
ずっと傍に居た人程、居なくなったことが理解出来ないのはよく判る。戻って来ないし、今は火葬中だってことも判っているのに心の中には留まり続ける祖父の存在。まだどこかで生きてるような気がするのは、約束を果たしていないからだと朔は思う。
しかし亜紀に骨のことを聞かれ「なくした」と言ってしまう。
亜紀なら一緒に祖父とサトを一緒に撒く儀式をすると言ってくれるだろう。でも朔はどうしても気が引けて嘘をついた。
しかしその夜、亜紀に嘘をついてしまったことを後悔した朔は亜紀の家に電話をする。しかし亜紀の母親から「まだ帰って来てないの」と言われてしまう。学校はもうとっくに終わっている。部活動が長引いたとも考えれない時間だ。朔は亜紀が骨を捜しに行ったと思い、学校へと向かう。
降り出す雨。矢張り亜紀は学校に居た。色んなところを捜しまわっただろう亜紀は汚れたセーラー服に雨を浴びていた。
朔は亜紀の健気さに、素直に謝ることが出来た。
ここで亜紀が「良かった、あって。」と笑ったのが良かった。綾瀬はるかちゃんの無敵笑顔というか、ミムラちゃんに通じるところがあるなぁと思う。見てるだけで幸せになる感じ。そういう子が、病気になる役をしたからより辛く見えたのかも。
二人は骨を撒きに出かける。夏の日、もう無人駅になった祖父と恋人のサトさんが数十年前に約束をした場所であろう駅で。
「風、来ないね…」
「まぁまぁ、気楽に待とうよ」
などと会話をしている最中、ほんの少しの瞬間に広がって空に舞い上がっていく二人の遺灰。あっという間に朔の手の中から消えた粉に亜紀も朔も呆然とする。
その日の帰り、亜紀を見送った朔は自転車に乗りながら家へと向かう。
その時だった。
朔が祖父が居なくなったことを初めて実感出来た瞬間。
いつも朔の後ろには誰かが居た。大体が祖父で、朔に自転車の漕ぎ方を教えてくれたのも祖父だった。朔は小さい頃の記憶を思い出し、ペダルが軽い事でようやく祖父とはもう二度と会えないと気付く。
そして、もう居ないのだと思い恐怖でペダルを踏み外してしまう。
転げ落ちる朔。
ずっと空元気だった朔を見てきた亜紀は、実は朔のことを心配して見送られた場所で留まっていた。見送っていたのは亜紀だったのだ。転げ落ちた朔へと一目散に駆けてくる亜紀。
「ペダルが軽いんだよ」と泣く朔。亜紀は小さく「うん」と頷く。
「ペダルって一人だと軽いんだよ…死ぬって…そういうことだよ」と泣き崩れる朔に亜紀は「私、太るよ。おじいちゃんと同じぐらいになって後ろに乗るよ。」と言う。
こんな健気な子、もう現代には居ないだろうなと思った。いや、80年代でも少なかったかも知れない。亜紀の純粋な言葉に、朔は「何言ってんだよ」と言って振り返る。
そこには両手を大きく広げた亜紀がいた。
朔の記憶の奥にいた、自転車の練習をしてくれた祖父と全く同じポーズをする亜紀。おいで、と言っているような微笑みを称えて泣いている朔を迎えている。
朔はその姿を見て、更に泣きじゃくってしまう。
この時、丁度同じ頃、写真館を継いだ朔の父親が自転車に乗れた記念に撮影した朔の写真と裏の祖父の言葉を見て涙を流しているのが良かった。親子だなぁ、と思った。
優しく朔を抱き締める亜紀。
世界で一番きれいなものを見た。と、朔は言う。
亜紀の腕に包まれている時、この世で一番きれいな音を聞いたと。
亜紀の腕の中で赤子のように泣きじゃくる朔を、亜紀はまるで聖母の様な表情で撫でる。
この時のはるかちゃんは、本当に綺麗だった。聖母みたいな表情と堤さんを以って言わせただけある。恋人であり母親であり理解者であり…色んな顔を持ち合わせた微笑に参った。
これは、単純にグラビアアイドルには出来ない演技だと思った。
最も、彼女はそれ以上の技量を持ち合わせてくれていたことを中盤から知ることになるのだけど。
最後の最後、期末試験で亜紀は鼻血を出してしまう。
白血病の初期症状第二弾。
折角、祖父のことを受け止めた朔の世界を奪う瞬間が迫っていることを最後で知らせるなんて、とても残酷な終わり方だった。でも見事だった。
第三話は、短編映画にしても良かったんじゃないかと思うぐらいの出来だった。
世界っていうのは抱きしめてくれる人の腕の中のこと、と言うのを過去朔が悟ってから二ヶ月で、亜紀もそれを悟る。そして17年後の朔は、17年間も色のない世界から抜け出すために明希に抱き締めて貰う。
その時はまだ、廣瀬亜紀の存在を知らない明希。
「僕は行く。この胸の鼓動の高鳴る世界へ」というナレーションが良かった。
ドラマ版はナレーションが邪魔だと思ったことが一切ない。それって凄いことだと思った。誰かが喋るシーンでも迷いなくナレーションが入るが邪魔だと感じない。
寧ろ、そのシーンに深みが増す。
三話の総評
山田くんの演技はもう安心して見ていられる。幼馴染三人衆は全員ハマリ役。ストーリーも相変わらず丁寧で、演出も丁寧だと思った。加えて今回は、音楽も良いなと思った。
ジョンの挿入歌大賞で何で逃亡者が受賞したんだろ?と思うぐらい。あまりに世中愛叫が受賞したからかな(苦笑)でも全部に渡って、去年の夏クールのドラマの中ではずば抜けた出来のドラマだと思っているんだけど。
色を失った世界から、抜け出せるか。そして、明希は亜紀を知ってどうするか。亜紀には忍び寄る病魔、朔は人生の絶頂期……さてどうなる。
ユイカちゃん可愛いよなぁ、の言葉で締めてみます(笑)
思い入れがある分だけ、ドラマレビューって長くなるし疲れる(汗)
だけど、どうして、こんなに辛いんだろうね………
と、いうことで「世中愛叫」DVDの2巻のレビューをば。
三話
去年の夏、オンタイムで「今年一番好きな作品が来てくれた」と思いながら泣きまくった覚えがある。普段はふざけ合いながら泣いたりする居候も黙って泣いていた覚えがある。
「小林明希と申します。」のシーンで、朔の母親が明希と二人きりになった時に静かに「よかった。あの子、ずっと一人だと思ってたから…」と言ったところで涙腺が緩んだ。
朔は生きることに必死で、亜紀に17年も必死でいたけど親は違うんだ。親って悲しい存在だなぁと思う。親の心子知らずっていうか……朔はこれから、いっぱい親孝行して欲しいなぁ。
祖父・謙太郎が急死した。だが朔は身内でありながらもその事実が上手に理解出来ない。自分を可愛がってくれた最愛の祖父がこの世から居なくなった実感が沸かない。
そして手元に残ったのは、死んだら一緒に撒いてくれと言われた祖父の数十年前の恋人・サトの遺灰。しかし朔は、祖父の遺灰とサトの遺灰を一緒に持っているうちに、どんどんその重さに耐えられなくなる。
ずっと傍に居た人程、居なくなったことが理解出来ないのはよく判る。戻って来ないし、今は火葬中だってことも判っているのに心の中には留まり続ける祖父の存在。まだどこかで生きてるような気がするのは、約束を果たしていないからだと朔は思う。
しかし亜紀に骨のことを聞かれ「なくした」と言ってしまう。
亜紀なら一緒に祖父とサトを一緒に撒く儀式をすると言ってくれるだろう。でも朔はどうしても気が引けて嘘をついた。
しかしその夜、亜紀に嘘をついてしまったことを後悔した朔は亜紀の家に電話をする。しかし亜紀の母親から「まだ帰って来てないの」と言われてしまう。学校はもうとっくに終わっている。部活動が長引いたとも考えれない時間だ。朔は亜紀が骨を捜しに行ったと思い、学校へと向かう。
降り出す雨。矢張り亜紀は学校に居た。色んなところを捜しまわっただろう亜紀は汚れたセーラー服に雨を浴びていた。
朔は亜紀の健気さに、素直に謝ることが出来た。
ここで亜紀が「良かった、あって。」と笑ったのが良かった。綾瀬はるかちゃんの無敵笑顔というか、ミムラちゃんに通じるところがあるなぁと思う。見てるだけで幸せになる感じ。そういう子が、病気になる役をしたからより辛く見えたのかも。
二人は骨を撒きに出かける。夏の日、もう無人駅になった祖父と恋人のサトさんが数十年前に約束をした場所であろう駅で。
「風、来ないね…」
「まぁまぁ、気楽に待とうよ」
などと会話をしている最中、ほんの少しの瞬間に広がって空に舞い上がっていく二人の遺灰。あっという間に朔の手の中から消えた粉に亜紀も朔も呆然とする。
その日の帰り、亜紀を見送った朔は自転車に乗りながら家へと向かう。
その時だった。
朔が祖父が居なくなったことを初めて実感出来た瞬間。
いつも朔の後ろには誰かが居た。大体が祖父で、朔に自転車の漕ぎ方を教えてくれたのも祖父だった。朔は小さい頃の記憶を思い出し、ペダルが軽い事でようやく祖父とはもう二度と会えないと気付く。
そして、もう居ないのだと思い恐怖でペダルを踏み外してしまう。
転げ落ちる朔。
ずっと空元気だった朔を見てきた亜紀は、実は朔のことを心配して見送られた場所で留まっていた。見送っていたのは亜紀だったのだ。転げ落ちた朔へと一目散に駆けてくる亜紀。
「ペダルが軽いんだよ」と泣く朔。亜紀は小さく「うん」と頷く。
「ペダルって一人だと軽いんだよ…死ぬって…そういうことだよ」と泣き崩れる朔に亜紀は「私、太るよ。おじいちゃんと同じぐらいになって後ろに乗るよ。」と言う。
こんな健気な子、もう現代には居ないだろうなと思った。いや、80年代でも少なかったかも知れない。亜紀の純粋な言葉に、朔は「何言ってんだよ」と言って振り返る。
そこには両手を大きく広げた亜紀がいた。
朔の記憶の奥にいた、自転車の練習をしてくれた祖父と全く同じポーズをする亜紀。おいで、と言っているような微笑みを称えて泣いている朔を迎えている。
朔はその姿を見て、更に泣きじゃくってしまう。
この時、丁度同じ頃、写真館を継いだ朔の父親が自転車に乗れた記念に撮影した朔の写真と裏の祖父の言葉を見て涙を流しているのが良かった。親子だなぁ、と思った。
優しく朔を抱き締める亜紀。
世界で一番きれいなものを見た。と、朔は言う。
亜紀の腕に包まれている時、この世で一番きれいな音を聞いたと。
亜紀の腕の中で赤子のように泣きじゃくる朔を、亜紀はまるで聖母の様な表情で撫でる。
この時のはるかちゃんは、本当に綺麗だった。聖母みたいな表情と堤さんを以って言わせただけある。恋人であり母親であり理解者であり…色んな顔を持ち合わせた微笑に参った。
これは、単純にグラビアアイドルには出来ない演技だと思った。
最も、彼女はそれ以上の技量を持ち合わせてくれていたことを中盤から知ることになるのだけど。
最後の最後、期末試験で亜紀は鼻血を出してしまう。
白血病の初期症状第二弾。
折角、祖父のことを受け止めた朔の世界を奪う瞬間が迫っていることを最後で知らせるなんて、とても残酷な終わり方だった。でも見事だった。
第三話は、短編映画にしても良かったんじゃないかと思うぐらいの出来だった。
世界っていうのは抱きしめてくれる人の腕の中のこと、と言うのを過去朔が悟ってから二ヶ月で、亜紀もそれを悟る。そして17年後の朔は、17年間も色のない世界から抜け出すために明希に抱き締めて貰う。
その時はまだ、廣瀬亜紀の存在を知らない明希。
「僕は行く。この胸の鼓動の高鳴る世界へ」というナレーションが良かった。
ドラマ版はナレーションが邪魔だと思ったことが一切ない。それって凄いことだと思った。誰かが喋るシーンでも迷いなくナレーションが入るが邪魔だと感じない。
寧ろ、そのシーンに深みが増す。
三話の総評
山田くんの演技はもう安心して見ていられる。幼馴染三人衆は全員ハマリ役。ストーリーも相変わらず丁寧で、演出も丁寧だと思った。加えて今回は、音楽も良いなと思った。
ジョンの挿入歌大賞で何で逃亡者が受賞したんだろ?と思うぐらい。あまりに世中愛叫が受賞したからかな(苦笑)でも全部に渡って、去年の夏クールのドラマの中ではずば抜けた出来のドラマだと思っているんだけど。
色を失った世界から、抜け出せるか。そして、明希は亜紀を知ってどうするか。亜紀には忍び寄る病魔、朔は人生の絶頂期……さてどうなる。
ユイカちゃん可愛いよなぁ、の言葉で締めてみます(笑)
思い入れがある分だけ、ドラマレビューって長くなるし疲れる(汗)
Kだっけ致死量だっけ海亀だっけ胎児だっけ
2005年2月3日 TV確か「今日は自殺にもってこいの日」を楠本マーキー様も引用していたような。何かの漫画で……何だっけ。Kはマザーグースだらけだった覚えがあるなぁ。
ということで、ドラマ版世中愛叫の二話。
朔が故郷の伊豆へと帰ってきた。17年振りの再会に動揺を隠せない朔の両親。ずっと心配してきた息子がまだ亜紀の遺灰を持っていると知ったショックも大きいだろう。
朔は亜紀と「ガム太郎」と近所で呼ばれる様な仲にまでなっていた(笑)が、朔は亜紀の本当の気持ちが判らなくなっていた。自分ばかりが好き好き言ってるから(笑)高校生カップルの男女の違いだろうなぁ。
亜紀は皆に自分達の仲は秘密と言うし(両親に知られたらマズイから)部活動に入ってない朔に先に帰ってていいよ、と普通に言う(待って貰うの悪いし…っていう亜紀の気遣いなんだけど、この年頃の男の子には通用しないのね/笑)、ジュリエットが亜紀に決定し、友人の助けもあって朔がロミオ役に挙手するのに亜紀は先に候補として上がっていた男子委員長の安浦(田中圭くんですよ〜)を選ぶし。そういう形で皆に知られたくない、っていう女の子なりの考え方だけどすれ違う二人。しかも二人での話し合いを朔は度々見なければいけない(嫉妬だねぇ。若いねぇ)
アジサイの丘キレイだったなぁ。亜紀ちゃんのスカート作戦も素敵でした(笑)
でも亜紀は亜紀で、ちゃんと朔のことを想っているのだけど。
ある日、亜紀は朔に寄りたいところがあると言う。そこは朔の祖父・謙太郎が経営する松本写真館。祖父の写真館に一度行ってみたかったと亜紀は嬉しがる。
その時、祖父が亜紀と朔の様子を見て「骨を盗んで欲しいんだ」と言い出す。そして祖父から、数十年前のある約束を聞かされる。
第二次大戦の最中。謙太郎は出兵令が届く。時同じく、恋人・サトが結核を患ってしまう。お互いが最期の別れだと思い駅のホームでした約束は「あの世で一緒になろう」
けれど謙太郎は終戦まで生き残り帰国、サトも生きていた。しかし病状は悪化するばかり。だがある日、特効薬が出来た。けれど特効薬はあまりにも高い。だが助けたい一心で謙太郎は盗みまでして特効薬を恋人に与えていた。そしてそんな日、警察の厄介になり、三年の懲役になってしまった。
出所するとサトは病気を治し、決められた相手と結婚していた。良家との結婚はこれから病気が再発するかも知れないサトの体のことを考えれば何も言えない。やがて謙太郎も祖母と出遭うも心の中でサトを忘れてはいなかった。この世で一緒に居れなくても、あの世で一緒になれると信じていた。
その話を聞いた朔は、依頼を断る。自分には荷が重過ぎると思ったからだ。
そしてその日の帰り道、亜紀は「二番目に好きな人と一緒に過ごす人生と、一番好きな人のことを思いながら一人で過ごす人生と、どっちが幸せかな」と朔に問う。
この話は、暗にこれから襲う亜紀と朔とのことを指してるのだけど、私も朔と同じく胸に響いた。
その翌日、事件が起きる。前から亜紀に想いを寄せていた安浦が、話し合いの途中に突然亜紀にキスをした。亜紀は思い切り突き飛ばしたが、朔は殴ろうとする。そこを止める亜紀。しかも担任の谷田部先生には事を大きくしない為に嘘をつく。
とうとう朔は怒ってしまう。俺は心が狭いんだよ!と。朔はまだ16歳だしねぇ(笑)亜紀ちゃんのほうが精神年齢上だよね。ま、初めて亜紀にキスをするのは自分がいいって思ってたのに、っていうのもあるだろう。
でも亜紀は亜紀で、そんな朔の言葉を聞いてショックを受ける。
家に帰った亜紀は自分の部屋から朔との交換テープ数本が全て無いのに気付く。犯人は父親だった。
「大切な時期」と言う父親に、亜紀も遂に爆発する。良い学校に進学するのに勉強も頑張り、部活動も頑張っている。それでも何回も頑張れと言われてると。私は一体何回頑張らなくちゃいけないのと怒る。恋愛位させて、ってトコだろうなぁ。
こういう時って母親は味方してるから父親って可哀相。
亜紀は良いトコのお嬢さんだし感情を現すのが苦手なのね。だけどそんな亜紀が感情を剥き出しにしたから余計に父親との溝が深くなっちゃう。しかもその事で亜紀は再び落ち込んでしまうし。
そんな頃、朔はスケちゃんに初キス奪われる(笑)でもここのスケちゃん良かった。「何すんだよ!」と怒る朔に「何の意味があんのよ、こんなキスに」と返した時は脚本家さんに拍手を送りたかった。男同士の味も意味もないキス。寧ろ気持ち悪い感触。亜紀がされたキスに何の意味があるんだと実践で朔を励ましたのがスケちゃんらしくて好きだ。好きな奴にして貰えないキスなんてね。田中くんハマリ役。
スケちゃんのキス効果が効いたか(笑)朔は祖父の元を尋ねる。そして遺灰を盗むことを引き受ける。
墓場へ侵入する二人。遺灰を持って「一緒に暮らしたことなんてなかったから、一度言ってみたかった」と言って遺灰に向かって「ただいま」という祖父の謙太郎が切ない。仲代御大の演技はあるほんっと意味卑怯だ(笑)
朔は遺灰を盗んだ後に、亜紀の家の前を通りかかる。殆ど明け方。
しかし二階の窓から亜紀が出て来て朔は驚く。滑って落ちそうになった亜紀を見て朔は思わず「亜紀!」と叫ぶが、亜紀は何とか大丈夫(笑)これ、はるかちゃんの地っぽいよなぁ(笑)大好きなんだけどね。
昨日のテープの事で沈んでいた亜紀は「朔に会いたくなった」「朔の声が聞けないと寂しい」と言う。これで充分亜紀から朔への想いは伝わったよねぇ。
二人で亜紀の一番のお気に入りスポット・アジサイの丘に行って亜紀はテープを捨てられた事を、朔は遺灰泥棒をした事をお互いに報告。
そして亜紀は自分が卑怯で弱い人間だと朔に言うが朔は「亜紀はそのままでいい。」と言う。ここで「そのままでいいって言われたの初めてで」と泣く亜紀の顔が印象的だった。本当に頑張ってきた子なんだなぁ。
そしてキスへ…となるが亜紀、再び朔を拒否。もはや何で?状態の朔に亜紀は「口内炎があるの、三つも」と言う。本当はキスすんのが怖いだけなのにね〜亜紀可愛い。
で、そこでたまらず朔から、と。それが初めてのキス。
実はこの口内炎、白血病の初期症状なんだけど……そう思うと遣り切れない初めてのキスだよなぁ。
再び現代朔。アジサイの丘に立った朔は、もうあの時のアジサイの色が消えている事が「まるで亜紀なんていなかったのだと言われているようで」ショックを受ける。
そして家へと帰る途中に、病院を抜け出した朔を心配し、ハガキの内容から実家へ戻ったのではと推測した明希と一樹が居ることに気付く朔。
そして過去の朔。揚々と祖父の写真館へ寄るがそこには……
そこで二話が終わる。
二話の総評。やっぱり丁寧。ずっとこれで行くんだろうなぁ、という印象。山田君と仲代さんの遣り取りが見れただけでもお得なのに(笑)
朔は常に「好き」と言うタイプで亜紀は肝心な時に「好き」と言うタイプ。お互いの家が正反対だって事も判ったし(笑)朔の家も大好きだわ〜。ガム太郎って(笑)
でも一番やられたのは、綾瀬はるか嬢の笑顔の変化。お人形さん的笑顔が後半から序々に曇り、二話終盤では全く違う笑顔になっていた。朔に全て打ち明けた後の亜紀の笑顔は一話での笑顔と全く違う笑顔。ここは、はるかちゃんの演技力に参った。笑顔をコロコロ変えるのは難しいだろう。
さて気になる終わり方……
ということで、ドラマ版世中愛叫の二話。
朔が故郷の伊豆へと帰ってきた。17年振りの再会に動揺を隠せない朔の両親。ずっと心配してきた息子がまだ亜紀の遺灰を持っていると知ったショックも大きいだろう。
朔は亜紀と「ガム太郎」と近所で呼ばれる様な仲にまでなっていた(笑)が、朔は亜紀の本当の気持ちが判らなくなっていた。自分ばかりが好き好き言ってるから(笑)高校生カップルの男女の違いだろうなぁ。
亜紀は皆に自分達の仲は秘密と言うし(両親に知られたらマズイから)部活動に入ってない朔に先に帰ってていいよ、と普通に言う(待って貰うの悪いし…っていう亜紀の気遣いなんだけど、この年頃の男の子には通用しないのね/笑)、ジュリエットが亜紀に決定し、友人の助けもあって朔がロミオ役に挙手するのに亜紀は先に候補として上がっていた男子委員長の安浦(田中圭くんですよ〜)を選ぶし。そういう形で皆に知られたくない、っていう女の子なりの考え方だけどすれ違う二人。しかも二人での話し合いを朔は度々見なければいけない(嫉妬だねぇ。若いねぇ)
アジサイの丘キレイだったなぁ。亜紀ちゃんのスカート作戦も素敵でした(笑)
でも亜紀は亜紀で、ちゃんと朔のことを想っているのだけど。
ある日、亜紀は朔に寄りたいところがあると言う。そこは朔の祖父・謙太郎が経営する松本写真館。祖父の写真館に一度行ってみたかったと亜紀は嬉しがる。
その時、祖父が亜紀と朔の様子を見て「骨を盗んで欲しいんだ」と言い出す。そして祖父から、数十年前のある約束を聞かされる。
第二次大戦の最中。謙太郎は出兵令が届く。時同じく、恋人・サトが結核を患ってしまう。お互いが最期の別れだと思い駅のホームでした約束は「あの世で一緒になろう」
けれど謙太郎は終戦まで生き残り帰国、サトも生きていた。しかし病状は悪化するばかり。だがある日、特効薬が出来た。けれど特効薬はあまりにも高い。だが助けたい一心で謙太郎は盗みまでして特効薬を恋人に与えていた。そしてそんな日、警察の厄介になり、三年の懲役になってしまった。
出所するとサトは病気を治し、決められた相手と結婚していた。良家との結婚はこれから病気が再発するかも知れないサトの体のことを考えれば何も言えない。やがて謙太郎も祖母と出遭うも心の中でサトを忘れてはいなかった。この世で一緒に居れなくても、あの世で一緒になれると信じていた。
その話を聞いた朔は、依頼を断る。自分には荷が重過ぎると思ったからだ。
そしてその日の帰り道、亜紀は「二番目に好きな人と一緒に過ごす人生と、一番好きな人のことを思いながら一人で過ごす人生と、どっちが幸せかな」と朔に問う。
この話は、暗にこれから襲う亜紀と朔とのことを指してるのだけど、私も朔と同じく胸に響いた。
その翌日、事件が起きる。前から亜紀に想いを寄せていた安浦が、話し合いの途中に突然亜紀にキスをした。亜紀は思い切り突き飛ばしたが、朔は殴ろうとする。そこを止める亜紀。しかも担任の谷田部先生には事を大きくしない為に嘘をつく。
とうとう朔は怒ってしまう。俺は心が狭いんだよ!と。朔はまだ16歳だしねぇ(笑)亜紀ちゃんのほうが精神年齢上だよね。ま、初めて亜紀にキスをするのは自分がいいって思ってたのに、っていうのもあるだろう。
でも亜紀は亜紀で、そんな朔の言葉を聞いてショックを受ける。
家に帰った亜紀は自分の部屋から朔との交換テープ数本が全て無いのに気付く。犯人は父親だった。
「大切な時期」と言う父親に、亜紀も遂に爆発する。良い学校に進学するのに勉強も頑張り、部活動も頑張っている。それでも何回も頑張れと言われてると。私は一体何回頑張らなくちゃいけないのと怒る。恋愛位させて、ってトコだろうなぁ。
こういう時って母親は味方してるから父親って可哀相。
亜紀は良いトコのお嬢さんだし感情を現すのが苦手なのね。だけどそんな亜紀が感情を剥き出しにしたから余計に父親との溝が深くなっちゃう。しかもその事で亜紀は再び落ち込んでしまうし。
そんな頃、朔はスケちゃんに初キス奪われる(笑)でもここのスケちゃん良かった。「何すんだよ!」と怒る朔に「何の意味があんのよ、こんなキスに」と返した時は脚本家さんに拍手を送りたかった。男同士の味も意味もないキス。寧ろ気持ち悪い感触。亜紀がされたキスに何の意味があるんだと実践で朔を励ましたのがスケちゃんらしくて好きだ。好きな奴にして貰えないキスなんてね。田中くんハマリ役。
スケちゃんのキス効果が効いたか(笑)朔は祖父の元を尋ねる。そして遺灰を盗むことを引き受ける。
墓場へ侵入する二人。遺灰を持って「一緒に暮らしたことなんてなかったから、一度言ってみたかった」と言って遺灰に向かって「ただいま」という祖父の謙太郎が切ない。仲代御大の演技はあるほんっと意味卑怯だ(笑)
朔は遺灰を盗んだ後に、亜紀の家の前を通りかかる。殆ど明け方。
しかし二階の窓から亜紀が出て来て朔は驚く。滑って落ちそうになった亜紀を見て朔は思わず「亜紀!」と叫ぶが、亜紀は何とか大丈夫(笑)これ、はるかちゃんの地っぽいよなぁ(笑)大好きなんだけどね。
昨日のテープの事で沈んでいた亜紀は「朔に会いたくなった」「朔の声が聞けないと寂しい」と言う。これで充分亜紀から朔への想いは伝わったよねぇ。
二人で亜紀の一番のお気に入りスポット・アジサイの丘に行って亜紀はテープを捨てられた事を、朔は遺灰泥棒をした事をお互いに報告。
そして亜紀は自分が卑怯で弱い人間だと朔に言うが朔は「亜紀はそのままでいい。」と言う。ここで「そのままでいいって言われたの初めてで」と泣く亜紀の顔が印象的だった。本当に頑張ってきた子なんだなぁ。
そしてキスへ…となるが亜紀、再び朔を拒否。もはや何で?状態の朔に亜紀は「口内炎があるの、三つも」と言う。本当はキスすんのが怖いだけなのにね〜亜紀可愛い。
で、そこでたまらず朔から、と。それが初めてのキス。
実はこの口内炎、白血病の初期症状なんだけど……そう思うと遣り切れない初めてのキスだよなぁ。
再び現代朔。アジサイの丘に立った朔は、もうあの時のアジサイの色が消えている事が「まるで亜紀なんていなかったのだと言われているようで」ショックを受ける。
そして家へと帰る途中に、病院を抜け出した朔を心配し、ハガキの内容から実家へ戻ったのではと推測した明希と一樹が居ることに気付く朔。
そして過去の朔。揚々と祖父の写真館へ寄るがそこには……
そこで二話が終わる。
二話の総評。やっぱり丁寧。ずっとこれで行くんだろうなぁ、という印象。山田君と仲代さんの遣り取りが見れただけでもお得なのに(笑)
朔は常に「好き」と言うタイプで亜紀は肝心な時に「好き」と言うタイプ。お互いの家が正反対だって事も判ったし(笑)朔の家も大好きだわ〜。ガム太郎って(笑)
でも一番やられたのは、綾瀬はるか嬢の笑顔の変化。お人形さん的笑顔が後半から序々に曇り、二話終盤では全く違う笑顔になっていた。朔に全て打ち明けた後の亜紀の笑顔は一話での笑顔と全く違う笑顔。ここは、はるかちゃんの演技力に参った。笑顔をコロコロ変えるのは難しいだろう。
さて気になる終わり方……
今日は自殺にもってこいの日
2005年2月2日 TV
タイトルが恐ろしいですが、こういう詩集(?)の本があります。結構至って普通な詩が並んでいますが。何でこのタイトルなんだろ……と思います(笑)
そんな少し怖いタイトルの本から詩を少し失敬した亜紀と朔が出遭う記念すべき第一話とWベーゼかまし事件勃発の二話収録の世中愛叫ドラマ版1巻(前ふりなのか)
書いてて気付いたんですが三千文字に収めるのは無理なので、一話ずつ。
第一話
切ない滑り出し。過去の朔がウルルの絶壁で亜紀の遺灰を撒けなかったシーンを音無しで流れ、泣き崩れた朔の後に17年後の朔もまた、涙を零している。
原作にも在る科白だけど「朝、目が覚めると泣いている。悲しいからではない。17年前の夢から17年後の現実へと戻ってくる瞬間、跨ぎ越さなくてはならない亀裂があり僕は涙を流さずにそこを通り越すことが出来ない。」
忘却という免罪符さえも自らの手で捨てた朔太郎は医療関係の仕事に就いていた。仕事人間になる事で亜紀の事を考えない様に生きている。この人の時計は、17年前で完璧に止まっているわけだ…。この人は本当にこういう役が似合うなぁと思う。
そんな朔太郎に、亜紀との思い出が詰まった校舎が取り壊されるという内容のハガキが届く。差出人は17年前の当時担任だった谷田部先生。
ハガキの内容には亜紀の名前も在った。
「まだ忘れられませんか?」そして朔太郎は思い出そうとする。7月2日のことを。
けれど朔太郎は過労でその場に倒れてしまい、数日の入院を要される。
そんな朔太郎を心配して病院に見舞いに来たのは大学時代からの朔太郎の唯一の友人・小林明希と息子の一樹。母子家庭。
その夜、明希と一樹が帰った後で偶然付けていたラジオから亜紀に似た内容の女性の投稿ハガキが読まれた。亜紀の幻影を追いかける様にして朔太郎は病院から抜け出す。ふらふらの体でラジオ局の前に足を運ぶがそこに勿論亜紀は居ない。雨の中に倒れる朔。
1987年
二人の出遭いは何の縁か葬式だった。学年主任であった教師の葬式で在校生徒代表で弔辞を読む学校の華・廣瀬亜紀。容姿端麗、勉強も出来て、学級委員長で愛想も良い。
そこで弔辞の最中に天気雨。親が念の為に用意していた傘を亜紀に差し出す朔太郎。
亜紀は無事に弔辞を読み終える。
この時ナレーションで「その時の感情は、言葉に出来ない」と山田朔が語るように、朔太郎は亜紀に一目惚れなわけだけど亜紀は重ねる様に朔を好きになるんだよねぇ。男女の差が出てて良いなぁと思う。
朔の友人の坊主(寺の息子だからってこのあだ名/笑)は随分前から亜紀のことを好きな様子で、朔太郎もそれを知っている。そして次の日、坊主に「一生に一度のお願い」と言われ亜紀の誕生日プレゼントの為にラジオ用にハガキを書いてと頼まれる。坊主は自分より朔に文才があるのを知っているしね(幼馴染だし)。
来週のテーマは「思わず涙の切ない話」
朔は亜紀への想いを言うなんてことは出来ず、坊主への友情を優先してしまう。
坊主は寺の息子だから就職先が決まってるんだよね。亜紀みたいな女の子と恋をして自分の未来を少しでも変えたかった訳だ。こういう青春もあったんだぞってね。勿論純粋な思いが殆どだけど。
でもここは朔ちゃんの勝ちって事で、お前さん(笑)
朔の書いた「思わず涙の切ない話」は「実はクラスメイトのA・Hさんが白血病に成ってしまい僕はどうしていいか判らず悲しくて」という内容。勿論、H・Aとは廣瀬亜紀。つまり亜紀が白血病になった話を架空で書いた訳で、しかしそれが現実になる日が来てしまう訳で……。運命って残酷だ。
亜紀も同じラジオ番組を聴いている。そして、朔もそれを知っているからどこか後ろめたく坊主に少し冷たくしてしまう。そしてハガキの内容からすぐに内容の人物が自分であり、書いた人物も判った亜紀は翌日朔を尋ねる。ここの亜紀の科白が良かった。
「世の中には本当に病気で苦しんでる人が居るんだよ?もし、松本君の家族や恋人に白血病の人が居たらどう?こんなハガキ許せる?」と。それに対して朔は「別に本当の話だと思って聞いてんだからいいじゃん。それに廣瀬は俺の彼女でも何でもないだろ。」と逆撫でする様な言葉を返してしまう。
勿論、亜紀は怒って朔の前から去ってしまう。
しかしその会話を聞いてしまっていた坊主は亜紀と朔が良い感じの関係に成ってたことを知ってしまう。
まぁ、坊主の気持ちも判るけどそれなら肝心な事は自分でやろうねぇ…。
たこ焼きパパさんでスケちゃんが坊主にたこ焼きを奢っていたのに和んだなぁ。
その夜、坊主が朔の家へとやって来る。ぶっきらぼうに景品のMDウォークマンを朔に渡す坊主。自分の負けは認めたが廣瀬の事は諦めないと叫びながら帰っていく。
こういうのって青春してて好きだなぁ。でも坊主の恋って本当に悲しいな…。亜紀を見て「自分じゃ幸せに出来ない」と思いながら、亜紀が幸せになるのを祈って亜紀が死ぬまで片想いしてたんだし。
翌日、亜紀の下駄箱の中に「ハッピーバースデイ」と書かれたMDウォークマンがあった。中にテープが入っている事に気付いた亜紀は、テープを聴く。
それ告白だろうというような言葉が入ってるテープ(笑)
「でも判って欲しいこともあって…あれは、俺にとって本当に一番切ない話だったんだ。俺は、廣瀬が居なくなるのが何よりも…一番悲しい」って大胆だな朔ちゃん(笑)
テープで聞いた「あの場所」の堤防へ亜紀は急いでやって来る。ここで「あの場所で待ってるって、あの場所じゃわかんないでしょ」って言ったのが可愛かった(笑)そりゃそうだよ、朔ちゃん(笑)
そして朔にMDウォークマンを返して「聴いて」と言う。
ここで亜紀も告白の内容を入れているんだけど、亜紀の心理変化と一緒に朔を好きに成っていく過程が判るのが演出として上手い。朔は一目惚れで亜紀は重ね合わせていく訳だ。
「廣瀬亜紀です。今日は、私の好きなものについて話したいと思います。第5位、たこ焼きパパさん…の前でこそこそハガキを書いている松本朔太郎。第4位、ガムのオモチャで騙される人の良い松本朔太郎。第3位、いつもいつも鍵を失くしてもぞもぞしてる松本朔太郎。第2位、「ジュリエットやめたら?」と言ってくれた松本朔太郎」でテープが終る。朔は驚く。そら驚くな。(笑)
そして亜紀「第1位…あの日、傘を差し掛けてくれた松本朔太郎…好きよ、朔ちゃん。大好きだよ。」
まぁそして朔と亜紀は恋人同士になるわけで。亜紀は朔の色んな面を見てた訳か。理由は傘を差しかけてくれた時から気に成ってたから。上手だなぁ。
でもナレーションの「これが亜紀の最期の誕生日」という緒形朔の語りが切なく痛々しい。
再び現代朔。亜紀のことを思い出し涙を流しながら「ずっとこんな風に生きて行くのか」と自分に問う。そして「忘れなければいけない」と決意し、亜紀の遺灰の入った小瓶片手に17年振りに故郷・伊豆へと向かう。
第一話の印象。非常に丁寧な創り。現在を背負う緒形朔と桜井明希は演技派で、重厚な印象を与えてくれる。
17年前の人達は髪型から口調まで全員80年代していて、流石オフィスクレッシェンドという感じで小道具から何まで80年代。一話では綾瀬はるかちゃんの少しお人形さん的な笑顔が引っ掛かったけど、二話への伏線で、それは彼女の演技だと思い知らされた。
仲代さんは、存在が卑怯なんじゃないですか(笑)
そんな少し怖いタイトルの本から詩を少し失敬した亜紀と朔が出遭う記念すべき第一話とWベーゼかまし事件勃発の二話収録の世中愛叫ドラマ版1巻(前ふりなのか)
書いてて気付いたんですが三千文字に収めるのは無理なので、一話ずつ。
第一話
切ない滑り出し。過去の朔がウルルの絶壁で亜紀の遺灰を撒けなかったシーンを音無しで流れ、泣き崩れた朔の後に17年後の朔もまた、涙を零している。
原作にも在る科白だけど「朝、目が覚めると泣いている。悲しいからではない。17年前の夢から17年後の現実へと戻ってくる瞬間、跨ぎ越さなくてはならない亀裂があり僕は涙を流さずにそこを通り越すことが出来ない。」
忘却という免罪符さえも自らの手で捨てた朔太郎は医療関係の仕事に就いていた。仕事人間になる事で亜紀の事を考えない様に生きている。この人の時計は、17年前で完璧に止まっているわけだ…。この人は本当にこういう役が似合うなぁと思う。
そんな朔太郎に、亜紀との思い出が詰まった校舎が取り壊されるという内容のハガキが届く。差出人は17年前の当時担任だった谷田部先生。
ハガキの内容には亜紀の名前も在った。
「まだ忘れられませんか?」そして朔太郎は思い出そうとする。7月2日のことを。
けれど朔太郎は過労でその場に倒れてしまい、数日の入院を要される。
そんな朔太郎を心配して病院に見舞いに来たのは大学時代からの朔太郎の唯一の友人・小林明希と息子の一樹。母子家庭。
その夜、明希と一樹が帰った後で偶然付けていたラジオから亜紀に似た内容の女性の投稿ハガキが読まれた。亜紀の幻影を追いかける様にして朔太郎は病院から抜け出す。ふらふらの体でラジオ局の前に足を運ぶがそこに勿論亜紀は居ない。雨の中に倒れる朔。
1987年
二人の出遭いは何の縁か葬式だった。学年主任であった教師の葬式で在校生徒代表で弔辞を読む学校の華・廣瀬亜紀。容姿端麗、勉強も出来て、学級委員長で愛想も良い。
そこで弔辞の最中に天気雨。親が念の為に用意していた傘を亜紀に差し出す朔太郎。
亜紀は無事に弔辞を読み終える。
この時ナレーションで「その時の感情は、言葉に出来ない」と山田朔が語るように、朔太郎は亜紀に一目惚れなわけだけど亜紀は重ねる様に朔を好きになるんだよねぇ。男女の差が出てて良いなぁと思う。
朔の友人の坊主(寺の息子だからってこのあだ名/笑)は随分前から亜紀のことを好きな様子で、朔太郎もそれを知っている。そして次の日、坊主に「一生に一度のお願い」と言われ亜紀の誕生日プレゼントの為にラジオ用にハガキを書いてと頼まれる。坊主は自分より朔に文才があるのを知っているしね(幼馴染だし)。
来週のテーマは「思わず涙の切ない話」
朔は亜紀への想いを言うなんてことは出来ず、坊主への友情を優先してしまう。
坊主は寺の息子だから就職先が決まってるんだよね。亜紀みたいな女の子と恋をして自分の未来を少しでも変えたかった訳だ。こういう青春もあったんだぞってね。勿論純粋な思いが殆どだけど。
でもここは朔ちゃんの勝ちって事で、お前さん(笑)
朔の書いた「思わず涙の切ない話」は「実はクラスメイトのA・Hさんが白血病に成ってしまい僕はどうしていいか判らず悲しくて」という内容。勿論、H・Aとは廣瀬亜紀。つまり亜紀が白血病になった話を架空で書いた訳で、しかしそれが現実になる日が来てしまう訳で……。運命って残酷だ。
亜紀も同じラジオ番組を聴いている。そして、朔もそれを知っているからどこか後ろめたく坊主に少し冷たくしてしまう。そしてハガキの内容からすぐに内容の人物が自分であり、書いた人物も判った亜紀は翌日朔を尋ねる。ここの亜紀の科白が良かった。
「世の中には本当に病気で苦しんでる人が居るんだよ?もし、松本君の家族や恋人に白血病の人が居たらどう?こんなハガキ許せる?」と。それに対して朔は「別に本当の話だと思って聞いてんだからいいじゃん。それに廣瀬は俺の彼女でも何でもないだろ。」と逆撫でする様な言葉を返してしまう。
勿論、亜紀は怒って朔の前から去ってしまう。
しかしその会話を聞いてしまっていた坊主は亜紀と朔が良い感じの関係に成ってたことを知ってしまう。
まぁ、坊主の気持ちも判るけどそれなら肝心な事は自分でやろうねぇ…。
たこ焼きパパさんでスケちゃんが坊主にたこ焼きを奢っていたのに和んだなぁ。
その夜、坊主が朔の家へとやって来る。ぶっきらぼうに景品のMDウォークマンを朔に渡す坊主。自分の負けは認めたが廣瀬の事は諦めないと叫びながら帰っていく。
こういうのって青春してて好きだなぁ。でも坊主の恋って本当に悲しいな…。亜紀を見て「自分じゃ幸せに出来ない」と思いながら、亜紀が幸せになるのを祈って亜紀が死ぬまで片想いしてたんだし。
翌日、亜紀の下駄箱の中に「ハッピーバースデイ」と書かれたMDウォークマンがあった。中にテープが入っている事に気付いた亜紀は、テープを聴く。
それ告白だろうというような言葉が入ってるテープ(笑)
「でも判って欲しいこともあって…あれは、俺にとって本当に一番切ない話だったんだ。俺は、廣瀬が居なくなるのが何よりも…一番悲しい」って大胆だな朔ちゃん(笑)
テープで聞いた「あの場所」の堤防へ亜紀は急いでやって来る。ここで「あの場所で待ってるって、あの場所じゃわかんないでしょ」って言ったのが可愛かった(笑)そりゃそうだよ、朔ちゃん(笑)
そして朔にMDウォークマンを返して「聴いて」と言う。
ここで亜紀も告白の内容を入れているんだけど、亜紀の心理変化と一緒に朔を好きに成っていく過程が判るのが演出として上手い。朔は一目惚れで亜紀は重ね合わせていく訳だ。
「廣瀬亜紀です。今日は、私の好きなものについて話したいと思います。第5位、たこ焼きパパさん…の前でこそこそハガキを書いている松本朔太郎。第4位、ガムのオモチャで騙される人の良い松本朔太郎。第3位、いつもいつも鍵を失くしてもぞもぞしてる松本朔太郎。第2位、「ジュリエットやめたら?」と言ってくれた松本朔太郎」でテープが終る。朔は驚く。そら驚くな。(笑)
そして亜紀「第1位…あの日、傘を差し掛けてくれた松本朔太郎…好きよ、朔ちゃん。大好きだよ。」
まぁそして朔と亜紀は恋人同士になるわけで。亜紀は朔の色んな面を見てた訳か。理由は傘を差しかけてくれた時から気に成ってたから。上手だなぁ。
でもナレーションの「これが亜紀の最期の誕生日」という緒形朔の語りが切なく痛々しい。
再び現代朔。亜紀のことを思い出し涙を流しながら「ずっとこんな風に生きて行くのか」と自分に問う。そして「忘れなければいけない」と決意し、亜紀の遺灰の入った小瓶片手に17年振りに故郷・伊豆へと向かう。
第一話の印象。非常に丁寧な創り。現在を背負う緒形朔と桜井明希は演技派で、重厚な印象を与えてくれる。
17年前の人達は髪型から口調まで全員80年代していて、流石オフィスクレッシェンドという感じで小道具から何まで80年代。一話では綾瀬はるかちゃんの少しお人形さん的な笑顔が引っ掛かったけど、二話への伏線で、それは彼女の演技だと思い知らされた。
仲代さんは、存在が卑怯なんじゃないですか(笑)
はい、ゴジラ焼きで〜す。
2005年2月1日 TV
……タイトルに深い意味はありません。ただ、昨日の日記でアニを思い出してしまったので何となく。判る人(ほんとに一部の人だな)が笑ってくれれば良いタイトル。そして、その判る人にも日記の内容とは全く関係ないことが判るタイトル。(ややこしいな)
ドラマ版世中愛叫のDVDBOXです。
映画には残念ながら思い入れがないので一番安いフツーの一枚を買ったのだけど、ドラマ版には凄い思い入れがあるので余裕で二万を越えた金額を払えた。
ドラマだから、ある意味ずるいよ…と言う意見も多い。
でも、原作が在って、こういう題材なのにドラマの特性を活かさなくてどうするんだと思う。それが成功したんだからいいじゃん、と。
ドラマ版の現代・朔太郎は高校時代から時計が完全に止まってしまっている。映画の現代朔(大沢たかお)と過去朔(森山未來)は、顔の創りが似ているから「あぁ、ちょっと似てるかもね」と思えたけれど、ドラマの現代朔(緒形直人)と過去朔(山田孝之)は顔と言うかオーラが似ている。私はオーラが似ている方がリアリティがあると思った。顔なんて辛い経験をしたり、生活習慣等で十七年も経過すれば変わってしまうだろう。
そして現代朔を支える、映画で言えば律子(柴咲コウ)ポジションだろう小林明希役に桜井幸子。この配役は見事だと思った。過去のエピソードが素敵である程、憎まれ役になってしまうポジションだと思うけれど、桜井幸子の包容力のありそうな存在感が現代朔を変える過程を違和感なく感じさせる。
山田孝之の演技力は見事としか言い様がない。抑えた演技や、狂気染みた演技、大人との間を彷徨う青年の顔、瞳だけの演技、本当にこの人は将来いい役者さんになるなぁと思う。役を自分のモノにしてしまう怪物、と監督やプロデューサーに言われていたがその通りだった。
廣瀬亜紀を演じた綾瀬はるかちゃんは、本当に「この子がオーディションで受かって良かった」と思わせてくれた。後半からのダイエットの成果在っての急性白血病患者の亜紀は、メイクの効果がなくても病人に見えたに違いない。演技力のある脇に囲まれ、吸収した成果も演技で充分に出ていた。
この子も、ころころと表情を変えれる女優さんだ。最初はお人形さんみたいな顔で単純に「可愛い」という印象が、どんどん人間らしさが増して行き、最後は視聴者を離さなくなった。
「お前さん」で有名になった田中幸太朗くんもアタリ役だと思った。本仮屋ユイカちゃんも、江本佑くんも、みんな80年代していて好印象。演技も上手だった。
ドラマでは過去の朔・亜紀に力を入れている。それが良かったんだと思う。ドラマ最初に登場する緒形朔が、山田朔へと変わり、亜紀がドラマ最後に明希となりオーバーラップする。
堤監督の非常に丁寧な演出と、森下佳子さんの綺麗な言葉が並ぶ脚本が更にドラマを魅力的にしていた。
映画とは違うラスト、映画とは違う始まり、過去の朔も亜紀も性格は映画と全く違う。でも私は同じ原作で同名の映画よりも、こっちが好きだ。好みも多いにあると思うけど。
予定調和な物語なのに魅力的なドラマは何度でも見たくなる。
予備知識なくしても、この世界観に引きずり込まれる可能性もありそう。
一番称えたいのは、はるかちゃんのダイエット。一日18時間撮影の中で「毎日卵の白身3つと青汁一杯」で廣瀬亜紀という役と最早心中しようとした彼女の意気込みに拍手を送りたい。
一つ一つのエピソードのレビューもしたいところなので、次は「1巻」からのレビューをしようと思います。
柴咲コウの唄う主題歌も、好印象。原作愛読者なだけあって、亜紀の気持ちがよく判っているなぁと思った。ミディアムバラードだから、余計にエンディングとして盛り上がるし。
ドラマ版世中愛叫のDVDBOXです。
映画には残念ながら思い入れがないので一番安いフツーの一枚を買ったのだけど、ドラマ版には凄い思い入れがあるので余裕で二万を越えた金額を払えた。
ドラマだから、ある意味ずるいよ…と言う意見も多い。
でも、原作が在って、こういう題材なのにドラマの特性を活かさなくてどうするんだと思う。それが成功したんだからいいじゃん、と。
ドラマ版の現代・朔太郎は高校時代から時計が完全に止まってしまっている。映画の現代朔(大沢たかお)と過去朔(森山未來)は、顔の創りが似ているから「あぁ、ちょっと似てるかもね」と思えたけれど、ドラマの現代朔(緒形直人)と過去朔(山田孝之)は顔と言うかオーラが似ている。私はオーラが似ている方がリアリティがあると思った。顔なんて辛い経験をしたり、生活習慣等で十七年も経過すれば変わってしまうだろう。
そして現代朔を支える、映画で言えば律子(柴咲コウ)ポジションだろう小林明希役に桜井幸子。この配役は見事だと思った。過去のエピソードが素敵である程、憎まれ役になってしまうポジションだと思うけれど、桜井幸子の包容力のありそうな存在感が現代朔を変える過程を違和感なく感じさせる。
山田孝之の演技力は見事としか言い様がない。抑えた演技や、狂気染みた演技、大人との間を彷徨う青年の顔、瞳だけの演技、本当にこの人は将来いい役者さんになるなぁと思う。役を自分のモノにしてしまう怪物、と監督やプロデューサーに言われていたがその通りだった。
廣瀬亜紀を演じた綾瀬はるかちゃんは、本当に「この子がオーディションで受かって良かった」と思わせてくれた。後半からのダイエットの成果在っての急性白血病患者の亜紀は、メイクの効果がなくても病人に見えたに違いない。演技力のある脇に囲まれ、吸収した成果も演技で充分に出ていた。
この子も、ころころと表情を変えれる女優さんだ。最初はお人形さんみたいな顔で単純に「可愛い」という印象が、どんどん人間らしさが増して行き、最後は視聴者を離さなくなった。
「お前さん」で有名になった田中幸太朗くんもアタリ役だと思った。本仮屋ユイカちゃんも、江本佑くんも、みんな80年代していて好印象。演技も上手だった。
ドラマでは過去の朔・亜紀に力を入れている。それが良かったんだと思う。ドラマ最初に登場する緒形朔が、山田朔へと変わり、亜紀がドラマ最後に明希となりオーバーラップする。
堤監督の非常に丁寧な演出と、森下佳子さんの綺麗な言葉が並ぶ脚本が更にドラマを魅力的にしていた。
映画とは違うラスト、映画とは違う始まり、過去の朔も亜紀も性格は映画と全く違う。でも私は同じ原作で同名の映画よりも、こっちが好きだ。好みも多いにあると思うけど。
予定調和な物語なのに魅力的なドラマは何度でも見たくなる。
予備知識なくしても、この世界観に引きずり込まれる可能性もありそう。
一番称えたいのは、はるかちゃんのダイエット。一日18時間撮影の中で「毎日卵の白身3つと青汁一杯」で廣瀬亜紀という役と最早心中しようとした彼女の意気込みに拍手を送りたい。
一つ一つのエピソードのレビューもしたいところなので、次は「1巻」からのレビューをしようと思います。
柴咲コウの唄う主題歌も、好印象。原作愛読者なだけあって、亜紀の気持ちがよく判っているなぁと思った。ミディアムバラードだから、余計にエンディングとして盛り上がるし。